学生研修プログラム

令和7年度学生研修プログラム

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次世代を担う研究者・技術者育成のために、大学生・大学院生・高専の学生を対象として大学・研究機関の最先端施設を利用した「学生研修プログラム」を実施致します。

※募集要項、応募申込書、プログラムリスト等は、募集開始(令和7年4月1日)時に掲載いたします。

 

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Participants' Voice 

学生研修プログラム参加者の感想をご紹介。  
『ものの見方が広がった!』『モチベーションを高めることができた!』など満足度の
高いご感想をいただきました。     
みなさんも最先端装置の技術を体験し、新しい発見をしてみませんか? 

 

~参加者の声~

様々な研究者の方々とマンツーマンもしくは少人数での研修となりますので、懇切丁寧に指導を受けることができます。普段触れている装置を原理等から再度理解する、触れたことのない異分野の研修に参加するなど自分自身に適したプログラムを選択することで、新たな視点から知識や技術を吸収でき、とても良い刺激になる非常に有意義な機会だと思います。是非応募してみてください。
(信州大学 総合理工学研究科 M2)

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1. 開催趣旨

次世代の研究者・技術者の育成支援強化のひとつとして、大学生、大学院生、高専生を対象にマテリアル先端リサーチインフラの先端的な施設を利用した「学生研修プログラム」を実施します。このプログラムでは、革新的マテリアルに関連する研究・開発への興味を深めるとともに、最先端装置に関する技術を体験することを目的としております。

本プログラムの研修先は、「マテリアル先端リサーチインフラ」に参画しているハブ・スポーク機関(注1を参照)です。このプログラムでは、革新的マテリアルに係る最先端の設備・機器の仕組みや原理を理解するとともに、日本の第一線の研究者、技術者の指導による現地研修を行っていただきます。研修修了後には、プログラムに参加した研修生、ホスト機関の研究者・技術者が一堂に会して、それぞれの研修成果を発表していただきます。

参加者は、大学・研究機関の最先端研究施設の利用を体験することで、本事業が推進する研究施設の共用化に対する理解を深めるとともに、研究者・技術者・他の参加者との交流を通じて今後の研究開発を進める上での人材ネットワークを形成することが期待されています。

 

2. 内容・日時・場所

現地研修は3日間~7日間で、研修テーマにより異なります。

 

3. 募集定員

プログラム数45程度(予定)  各プログラムごと定員1から5名
旅費助成対象  30名程度(予定)

 

4. 募集対象

国内の大学・大学院・高専に在籍する学生。
過去にこのプログラムへ参加した経験がある者も、応募を受け付けます。

各プログラムの募集対象要件は「学生研修プログラムリスト」にある各プログラムの対象要件を参照してください。参加に際しては、
    所属学校における本プログラムへの参加の了解や、必要に応じて傷害保険に加入するなど補償等の措置が必要です。

 

5. 受講料

無料

 

6. 旅費等

現地研修期間中の旅費(宿泊費及び往復の交通費)を助成します。**

応募時に、旅費助成の希望を承ります。助成対象者は、応募書類を審査の上決定されます。***

助成対象から漏れた場合でも、自己負担での参加は可能です。 

** 旅費を助成する場合、国立研究開発法人物質・材料研究機構における旅費規程に則り支給します。

*** 助成対象となった参加者は、成果発表会への参加が必須となります。

 

7. 応募について

(1)応募方法

応募申込書に必要事項を記入の上、ご応募ください。

※送信後の申込内容の修正はできません。記載内容の変更や修正がある場合は、新規に入力・送信してください。
 (複数の申込がある場合、最新の日付の応募申込書を受理いたします。)

(2)応募受付期間

令和7年4月1日~令和7年5月31日 (必着)

※令和7年5月31日を過ぎると入力できなくなりますのでご留意ください。

(3)結果通知

選考委員会にて審査し、6月中旬頃に選考結果(助成有無)をE-mailにてお知らせします。

 

8. 研修の報告

(1)成果発表会での研修報告(助成対象者は必須)

現地研修終了後、ホスト機関の研究者・技術者等が参加する成果発表会において研修報告(プレゼンテーション
及びポスター発表)を行っていただきます。

日時:令和7年9月中旬~下旬 予定

場所:東京近郊

(2)報告書(参加者全員)

所定の様式にて報告書を提出いただきます。

 

9. 問い合わせ先

マテリアル先端リサーチインフラ  学生研修プログラム事務局
(国立研究開発法人物質・材料研究機構  ARIMセンターハブ運営室内)
       E-mail:NPF_koubo[AT]nims.go.jp  [AT]を@に書き換えてください。
        電話: 029-859-2777(平日:9:00-12:00, 13:00-17:00)

 

(注1)マテリアル先端リサーチインフラについて
「マテリアル先端リサーチインフラ」では、ナノテクノロジープラットフォームで培った、全国的な最先端共用設備体制と高度な技術支援提供体制に加え、リモート化・自動化・ハイスループット化された先端設備を導入し、設備共用を継続すると共に、共用に伴って創出されるマテリアルデータを、利活用しやすい構造化された形で、収集・蓄積を行っていきます。「マテリアル先端リサーチインフラ」を構成する全国25の大学研究機関は、それぞれに重要技術領域を担います。各領域に強みを持つ先端設備群を提供するハブ機関と、特徴的な装置・技術を持つスポーク機関からなるハブ&スポーク機関体制を形成し、ご利用いただく皆様の研究開発のパートナーとして貢献してまいります。

技術領域

ハブ機関

スポーク機関

高度なデバイス機能の発現を可能とするマテリアル

東北大学

筑波大学、豊田工業大学、香川大学

革新的なエネルギー変換を可能とするマテリアル

東京大学

日本原子力研究開発機構、広島大学

量子・電子制御により革新的な機能を発現するマテリアル

物質・材料研究機構

北海道大学、産業技術総合研究所、東京科学大学、量子科学技術研究開発機構

マテリアルの高度循環のための技術

物質・材料研究機構

電気通信大学、自然科学研究機構分子科学研究所、名古屋工業大学

次世代バイオマテリアル

名古屋大学

公立千歳科学技術大学、早稲田大学、北陸先端科学技術大学院大学

次世代ナノスケールマテリアル

九州大学

信州大学

マルチマテリアル化技術・次世代高分子マテリアル

京都大学

山形大学、奈良先端科学技術大学院大学、大阪大学

詳細は推進体制をご覧ください。                                                                                                                                     

 

 

Participants’ Voice ~参加者の声~


研修に行く前はそのテーマでどこまで深く広く学ぶことができるのか等について不安なこともありましたが、研修を通して最先端の研究者や技術者の見識や自身の研究に活かせる知識などを学ぶことができたので、少しでも気になったら応募してみるといいと思います。
(北海道大学 情報科学院 M1)

私は今後研究で使用する予定のTEMの経験を積むために本研修に参加いたしました。研修では、少人数ということもあり、担当の先生に質問しやすい環境だったと感じています。他大学の施設を利用する機会はなかなか無いと思うので、迷っているのであればぜひ参加してみてください。
(茨城大学 工学部 物質科学工学科 B4

研究室はかなり閉鎖的です。また、研究者の生き方に正解がないのも事実です。そのため、たった数日であっても、自身の研究計画にさほど影響を与えないたった数日だからこそ、異なる環境、異なる分野の研究室に身を置いてみてほしいです!この経験から必ず何かしらの刺激を得られるはずです。
(東京大学 理学系研究科 M1)

研修や発表会を通じて、積極的に研究者、技術者、学生の方々と交流しディスカッションすることが大切だと感じました。多くの学会などでは同じバックグラウンドを共有した研究者が集まるので、全く異なる専門分野を持った研究者が集まってそれぞれの知識から質問や議論ができる機会は貴重であり、思いがけない発見やブレイクスルーとなるような気付きが得られるかもしれません。
(東京工業大学 (現:東京科学大学) 物質理工学院 D2)

研修先の方々はどなたも丁寧に対応してくださり、質問があれば遠慮なく聞くことができるので、研修内容をより実りあるものとするためにも、積極的な態度で取り組むと良いかと思います。研修に参加することで、自身の研究の延長だけでなく、普段触れることのない分野の研究にも触れることが出来るため、非常に有意義な経験をすることが出来ます。少しでも興味があるのなら、ぜひ参加して欲しい。
(東洋大学 理工学研究科 M1)

日頃の研究室での研究とは異なる分野の研究に携わることで,科学技術への視野が広がりました.また就職活動で企業から聞いた技術を実践することもできました.特定の分野の研究をしてみたい人はもちろん,研究室での研究に飽きて他のテーマに取り組みたいと感じた人にも向いていると思います.
(名古屋大学 工学研究科 M2)

本研修では,単一の研究室では運用することが困難な最先端装置を実際に使用することができるとともに,実際に使用されている研究者の方から多くの知見を得ることができます.研修した施設は,実際に利用申請することができるため,直接研究の発展に貢献することが期待されます.研修者の技術レベルやテーマに合わせて柔軟に対応していただくことも可能なので,少しでも興味があれば,積極的に参加してください!
(京都大学 大学院エネルギー科学研究科 M2)

この学生研修プログラムでは、研修先でその分野において専門家の先生に教えていただくことができるため、これまで知らなかった詳細な考え方やデータの取り扱いについて一から学ぶことができると思います。日々の研究活動に追われていてなかなか時間が取れないかもしれないと思っている方こそ、この研修に参加して自身の研究について深く考える機会になるのではないかと思います。
(奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 M2)

異分野の研修に参加することは自身の研究の発展に大きく寄与するかもしれません。普段の研究活動では体験できない最先端の技術と密なホスト研究者とのコミュニケーションをすることができます。ぜひ臆せず,参加してみてください!
(大阪公立大学 工学研究科 D2)

私は学部4年での参加で、自身の進路などについても色々悩んでいる時期でしたが、他大学の先生や先輩方の研究キャリアについてもお聞きできる貴重な機会となり、参加できて良かったです。自身の知識量などに自信がなくても、異分野の研究者との交流はとても良い刺激になります。是非参加してみていただきたいです。
(兵庫県立大学 理学部 物質科学科 B4)

私の場合は1人での参加だったので他の学生さんとの交流はありませんでしたが、その分研究者の方々や技術者の方々とコミュニケーションをとることができとても有意義な時間を過ごすことが出来ました。 また、私が知っているノウハウ以外にも様々なコツやノウハウがあるため、直接指導を受けられることは特別なことだと思います。ぜひ楽しんで研修を受けてください!
(熊本大学 自然科学教育部 D1)

 

 

↑1. 開催趣旨へ

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせはARIM Japan 【学生研修プログラム事務局】です。

〒305-0047 茨城県つくば市千現1-2-1

電話番号:029-859-2777

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  • 【更新日】2025/03/19
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