次世代を担う研究者・技術者育成のために、大学生・大学院生・高専の学生を対象としてナノテクノロジー分野における最先端の施設を利用した「学生研修プログラム」を実施致します。
【様式等】
募集要項 学生研修プログラムリスト(A3) 応募申込書 募集リーフレット
Participants' Voice
学生研修プログラム参加者の感想をご紹介。 『ものの見方が広がった!』『モチベーションを高めることができた!』など満足度の 高いご感想をいただきました。 みなさんも最先端装置の技術を体験し、新しい発見をしてみませんか?
~参加者の声~
どんなに論文や本で学んだ知識があったとしても、実際に経験してみないとわからない
ことがあります。分野のプロの方に直接ご指導いただきながら、装置を使わせていただけ
る経験は滅多にできません。一歩の勇気で応募してみることで、新たな世界に触れること
ができるかもしれませんので、迷っている方には是非参加をお勧めします。
(神奈川工科大学大学院工学研究科M1)
1. 開催趣旨
次世代の研究者・技術者の育成支援強化のひとつとして、大学生、大学院生、高専生を対象にマテリアル先端リサーチインフラの先端的な施設を利用した「学生研修プログラム」を実施します。このプログラムでは、ナノテクノロジーに関連する研究・開発への興味を深めるとともに、最先端装置に関する技術を体験することを目的としております。
本プログラムの研修先は、「マテリアルナ先端リサーチインフラ」に参画しているハブ・スポーク機関(注1を参照)です。このプログラムでは、ナノテクノロジーに係る最先端の設備・機器の仕組みや原理を理解するとともに、日本の第一線の研究者、技術者の指導による現地研修を行っていただきます。研修修了後には、プログラムに参加した研修生、ホスト機関の研究者・技術者が一堂に会して、それぞれの研修成果を発表していただきます。
参加者は、ナノテクノロジーの最先端研究施設の利用を体験することで、本事業が推進する研究施設の共用化に対する理解を深めるとともに、研究者・技術者・他の参加者との交流を通じて今後の研究開発を進める上での人材ネットワークを形成することが期待されています。
2. 内容・日時・場所
現地研修は3日間~7日間で、研修テーマにより異なります。
詳細は「学生研修プログラムリスト」をご参照ください。
成果発表会は令和4年9月中~下旬に東京近郊(オンライン併用)にて開催を予定しております。
3. 募集人数
約30名(選考委員会にて審査し、6月中旬頃に選考結果をE-mailにてお知らせします。)
4. 募集対象
国内の大学・大学院・高専に在籍する学生*で、現地研修および成果発表会に参加できる者。過去に”文部科学省ナノテクノロジープラットフォーム学生研修プログラム”へ参加した経験がある者も、応募を受け付けます。
*各プログラムの募集対象要件は、「学生研修プログラムリスト」にある各プログラムの対象要件を参照してください。参加に際しては、所属学校における本プログラムへの参加の了解や、必要に応じて傷害保険に加入するなど補償等の措置が必要です。
5. 受講料
無料
6. 旅費等
現地研修期間中の旅費および成果発表会参加のための旅費を支給します**。
**:旅費は国立研究開発法人物質・材料研究機構における旅費規程に則り支給します。
7. 応募について
(1)応募方法
応募申込書(こちら)に必要事項を記入の上、ご応募ください。
※応募(送信)後の修正はできません。記載内容の変更や修正がある場合は、新規に入力・送信ください。 (複数の申請がある場合は、最新の日付の応募申込書を受理いたします。)
(2)応募受付期間
令和4年4月18日~令和4年5月31日 (必着)
※令和4年5月31日を過ぎると入力できなくなりますのでご留意ください。
8. 研修の報告
(1)成果発表会での研修報告(必須)
現地研修終了後、ホスト機関の研究者・技術者等が参加する成果発表会において研修報告(プレゼンテーション及びポスター発表)を行っていただきます。
日時:令和4年9月中~下旬
場所:東京近郊(オンライン併用)
(2)報告書
所定の様式にて報告書を提出いただきます。
9. 問い合わせ先
マテリアル先端リサーチインフラ 学生研修プログラム事務局
(国立研究開発法人物質・材料研究機構 ARIMセンター運営室内)
E-mail: NPF_koubo[AT]ml.nims.go.jp [AT]を@に書き換えてください。
電話: 029-859-2777(平日:9:00-12:00, 13:00-17:00)
(注1)マテリアル先端リサーチインフラについて 「マテリアル先端リサーチインフラ」では、ナノテクノロジープラットフォームで培った、全国的な最先端共用設備体制と高度な技術支援提供体制に加え、リモート化・自動化・ハイスループット化された先端設備を導入し、設備共用を継続すると共に、共用に伴って創出されるマテリアルデータを、利活用しやすい構造化された形で、収集・蓄積を行っていきます。「マテリアル先端リサーチインフラ」を構成する全国25の大学研究機関は、それぞれに重要技術領域を担います。各領域に強みを持つ先端設備群を提供するハブ機関と、特徴的な装置・技術を持つスポーク機関からなるハブ&スポーク機関体制を形成し、ご利用いただく皆様の研究開発のパートナーとして貢献してまいります。
技術領域 |
ハブ機関 |
スポーク機関 |
高度なデバイス機能の発現を可能とするマテリアル |
東北大学 |
筑波大学、豊田工業大学、香川大学 |
革新的なエネルギー変換を可能とするマテリアル |
東京大学 |
日本原子力研究開発機構、広島大学 |
量子・電子制御により革新的な機能を発現するマテリアル |
物質・材料研究機構 |
北海道大学、産業技術総合研究所、東京工業大学、量子科学技術研究開発機構 |
マテリアルの高度循環のための技術 |
物質・材料研究機構 |
電気通信大学、自然科学研究機構 分子科学研究所、名古屋工業大学 |
次世代バイオマテリアル |
名古屋大学 |
公立千歳科学技術大学、早稲田大学、北陸先端科学技術大学院大学 |
次世代ナノスケールマテリアル |
九州大学 |
信州大学 |
マルチマテリアル化技術・次世代高分子マテリアル |
京都大学 |
山形大学、奈良先端科学技術大学院大学、大阪大学 |
詳細は実施・推進体制をご覧ください。
Participants’ Voice ~参加者の声~
どの研修に参加しても、新しい知識を得ることができると思います。特に私のような学部生は、ポスター発表など今後の研究活動にとって良い経験ができるので参加を強くおすすめします。(九州大学工学部エネルギー科学科B4)
学外で、専門家の方たちのもとで教わる貴重な体験ができます。また、成果発表会もあり今後学会発表等、人前で発表する時の糧となると思います。(茨城大学大学院理工学研究科M1)
異分野の研修を学ぶことは自分の研究の進展につながるかもしれません。またそれが新しい進路になることもあります。このような体験はめったに経験することができないので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。(信州大学大学院総合理工学研究科M2)
一つの研修先に対して少人数の学生しか参加しないため、ホスト研究者の方にとても丁寧に教えていただけます。研究の技術を身につけるには絶好の機会です。また、自分と似た分野に興味を持っている、かつ、自分と違うバックグラウンドを持った学生と一緒に実験を行えるので、良い刺激を受けられます。少しでも興味を持ったら、参加してみると良いと思います。研修を終えたら、「参加して良かった」と感じられると思います!(名古屋大学農学部応用生命科学科B3)
研究員の方の説明が丁寧で、実際に手を動かして学ぶことで多くの知識や経験を得ることができます。予備知識がない方でも気軽に参加すると良いと思います。(東京工業高等専門学校機械工学科5年)
日本最前線の研究者の方と交流でき、先進的な研究装置を見学と操作できるので、ぜひ一年間に一度しかない非常に貴重な機会を大切にしてください。(東京大学大学院工学系研究科M1)
学生研修プログラムに応募するという小さな一歩が、最先端の研究分野に触れることができるという大きな一歩に変わります。まずは、小さな一歩を踏み出してください。(京都大学理学部理学科B4)
自分と同じ分野でも全く違う分野でも得られることはたくさんあるので、興味を持ったらまず参加してみてください。考えるのはそれからです。(信州大学総合理工学研究科M1)