【公開日：2023.07.28】【最終更新日：2023.05.16】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22BA0023
利用課題名 / Title
マイクロ流体デバイスを利用した麹菌の酵素生産性に及ぼす菌糸形態変化の機構解明
利用した実施機関 / Support Institute
筑波大学
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
内部利用（ARIM事業参画者以外）/Internal Use (by non ARIM members)
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】（主 / Main）加工・デバイスプロセス/Nanofabrication（副 / Sub）-
【重要技術領域 / Important Technology Area】（主 / Main）その他/Others（副 / Sub）-
キーワード / Keywords
リソグラフィ/Lithography
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名（課題申請者）/ User Name (Project Applicant)
竹下 典男
所属名 / Affiliation
筑波大学
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type
（主 / Main）機器利用/Equipment Utilization（副 / Sub）-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要（目的・用途・実施内容）/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
糸状菌の微細形態を詳細に観察するため、マイクロ流体デバイスの作製を行なった。フォトリソグラフィを用いてマイクロ流体デバイスの型を作製するため、筑波大学の設備であるパターン投影リソグラフィシステムを用いてクロムマスクを作製した。
実験 / Experimental
2D-CADで作製した図面をパターン投影リソグラフィシステム(μPG501, Heidelberg instruments)でマスクブランクス(AZP1350, Clean Surface Technology)に描画し、クロムマスクを作製した。シリコンウェハにSU-8をスピンコートし、クロムマスクを介して露光することでマイクロ流体デバイス用の型を作製した。作製したマイクロ流体デバイスの型をPDMSで転写し、カバーガラスに接着することでマイクロ流体デバイスを作製した。
結果と考察 / Results and Discussion
糸状菌は菌糸を伸長させて生育する多細胞生物であるため、顕微鏡観察時にZ軸方向へピントがずれることが課題であった。本実験では菌糸の詳細な観察を行うため、流路の高さが菌糸幅と同程度であるマイクロ流体デバイスを作製した(Fig. 1)。内部の流路は1菌糸を観察するもの(Fig. 2)、菌体全体を観察するもの(Fig. 3)を作製した。Fig. 2, 3に示したように菌体全体にピントの合った撮影により、マクロ形態とミクロ形態の詳細な観察が可能となった。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
Fig. 1 External view of the microfluidic device.
Fig. 2 Microfluidic device for single hypha observation.
Fig. 3 Microfluidic device for hyphal observation.
その他・特記事項（参考文献・謝辞等） / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング（DOIのあるもの） / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications：0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents：0件