【公開日:2023.07.28】【最終更新日:2023.04.17】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22TU0168
利用課題名 / Title
シリコン深堀治具作製 / Silicon jig fabricated by deep-RIE etching
利用した実施機関 / Support Institute
東北大学 / Tohoku Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)加工・デバイスプロセス/Nanofabrication(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)高度なデバイス機能の発現を可能とするマテリアル/Materials allowing high-level device functions to be performed(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
Deep-RIE,蒸着・成膜/Evaporation and Deposition,スパッタリング/Sputtering,成形/Molding,リソグラフィ/Lithography,膜加工・エッチング/Film processing and Etching,アクチュエーター,高周波デバイス,パワーエレクトロニクス,光導波路,MEMSデバイス,IoTセンサ,ナノフォトニクスデバイス,ナノエレクトロニクスデバイス,スピントロニクスデバイス,自己修復材料,メタマテリアル,量子効果デバイス
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
梅木 和博
所属名 / Affiliation
岩手大学 生産技術研究センター
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
TU-310:レーザ/白色共焦点顕微鏡
TU-063:i線ステッパ
TU-211:プラズマクリーナー
TU-201:DeepRIE装置#1
TU-061:スピン乾燥機
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
岩手大学 生産技術研究センターでは、花巻市内企業の依頼を受け、シリコンを使用した高精度寸法治具(加工穴ピッチ、口径寸法)作製の依頼を受け、東北大学マイクロシステム融合研究開発センターの作業指導及び装置群を借用し試作品製作を実施した。
実験 / Experimental
【利用した主な装置】
・プラズマクリーナー(ヤマト科学)
・スピンコータ(MIKASA)
・ホットプレートHHP-230SQ
・(CANON製) i線ステッパー FPA-3030i5+
・現像器具(ドラフト、ウェハー保持治具、シャーレ)
・スピン乾燥機(東邦化成)
・DEEP RIE装置(住友精密)
・レジスト剥離器具(有機ドラフト)
・レーザ/白色共焦点顕微鏡(レーザーテック)
【実験方法】
① レジスト塗布厚や現像時間等を推奨条件で固定し、i線ステッパーの露光量(3水準)、および、デフォーカス量(4水準)を変化させて露光を行い、口径寸法を評価した。
② 上記で作成したテスト基板を用いてDeep-RIE装置(住友精密)を用い深堀ドライエッチング加工(加工深さ:約160 µm)を実施。
③ ①~②で得られた条件をもとに試作基板を投入し、加工を実施した。
④ 投入基板数:4 WF
【露光条件水準】
① 露光量:900/1000/1100 J/m2
② デフォーカス量:0.5/0/-2/-4 µm
【使用基板】
両面研磨シリコン t=0.525mm、 φ4“
【使用薬液】
レジスト:TCIR-ZR8800 96cp
現像液:TMAH 2.38%
【Deep-RIE 加工水準】
水準① エッチング/パッシベーション比率 etch:9 対depo:5
水準② エッチング/パッシベーション比率 etch:9 対depo:6
【使用ガス】
Etchガス:SF6、Depoガス:C4F8
レジスト残渣除去後、レーザーテック共焦点顕微鏡にて開口寸法/加工深さを各水準に測定し、適正条件を設定した。
【使用薬液】
剥離液:Nメチル2ピロリドン、アセトン、IPA、純水
【評価項目】
断面形状(断面SEM観察)、テーパー角度
結果と考察 / Results and Discussion
試作品:4 Wf製作後、レーザ/白色共焦点顕微鏡(レーザーテック)を用いて、寸法測定を実施し、試作依頼先の要望規格を満足できる結果であった。テーパー角度の少ない条件を設定した。
現在、試作品を使用して組付け評価を実施中である。
【今回の最終採用条件】
① 露光量:900 J/m2
② デフォーカス量:0 µm
③加工水準:エッチング/パッシベーション比率=etch:9/depo:6
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
東北大学の先生方から多大なご協力を頂きました。
利用した主な設備(欄不足分)
TU-202
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件