【公開日:2023.07.28】【最終更新日:2023.05.24】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22YG0018
利用課題名 / Title
シリコン系ポリマーのレオロジー測定
利用した実施機関 / Support Institute
山形大学 / Yamagata Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
内部利用(ARIM事業参画者)/Internal Use (by ARIM members)
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)加工・デバイスプロセス/Nanofabrication(副 / Sub)計測・分析/Advanced Characterization
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)マルチマテリアル化技術・次世代高分子マテリアル/Multi-material technologies / Next-generation high-molecular materials(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
高分子,粘弾性
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
スクマラン サティシュ
所属名 / Affiliation
山形大学
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
ARIM学生研修プログラム、研修テーマ「高分子レオロジーの基礎とフィルム加工」で高分子のレオロジーについて基礎から応用までを習得するため、レオメーターを使用し、高分子の溶融粘度の特性を理解し、その測定法を習得した。
実験 / Experimental
ツインドライブ型レオメータを使用し、シリコン系高分子の動的粘弾性測定を行い、貯蔵弾性率(G')、損失弾性率(G")、複素粘度(eta*)を計測した。測定は常温で行った。
結果と考察 / Results and Discussion
パテ状のシリコン系ポリマーを用いて、粘弾性を理解するためのモデル実験を行った。用いたシリコン系ポリマーは時間がたつと、流動によって形状がなくなるが、丸く固めて地面にぶつけると跳ねる性質を持つ。すなわち、長い時間スケールでは粘性流体として、短時間スケールでは個体として振る舞う。図1にシリコン系ポリマーの貯蔵弾性率(G')と損失弾性率(G")の周波数依存性を示す。周波数の逆数が時間を表すため、低周波数側は長時間、高周波数側は短時間の挙動を示すことになる。低周波数側(長時間)では、G"がG'の値の上にあり粘性的、高周波数側(短時間)では、G'がG"を上回り、固体的な挙動をしめすことがわかる。これらの挙動により、高分子溶融体や高分子溶液の粘弾性の理解を深めることができた。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
図1 シリコン系ポリマーの貯蔵弾性率(G')と損失弾性率(G")の角周波数依存性と複素粘度(eta*)の時間依存性
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件