【公開日:2023.07.28】【最終更新日:2023.05.16】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22NM0120
利用課題名 / Title
刺激分解性ゴム材料の合成と物性
利用した実施機関 / Support Institute
物質・材料研究機構 / NIMS
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)物質・材料合成プロセス/Molecule & Material Synthesis(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)マテリアルの高度循環のための技術/Advanced materials recycling technologies(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
マイクロプラスチック,核磁気共鳴/Nuclear magnetic resonance,易循環型材料設計技術,資源循環技術
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
石田 良仁
所属名 / Affiliation
帝京科学大学総合教育センター
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
本研究では、新規循環型材料やマイクロプラスチック問題の解決に資する材料開発を目指し、刺激分解性を付与した架橋剤およびそれを導入した架橋ゴムの合成、構造解析および基本的な物性測定を実施した。
実験 / Experimental
光により連鎖的に分解する三分岐型の架橋剤を新規に合成し、構造解析は1H-NMRスペクトルにより行った。得られた三分岐型の架橋剤を用い、プレポリマー法により架橋ポリウレタンゴムを合成した。得られたゴムを粉砕してTHFに分散させ、紫外線を照射しその分解挙動を明らかにした。
結果と考察 / Results and Discussion
合成した三分岐型架橋剤の1H-NMRスペクトルにより、目的とする構造の架橋剤が得られたことが分かった。この架橋剤を用いて合成された架橋ポリウレタンゴムは、光分解性を持たない一般的な架橋剤から合成した架橋ポリウレタンゴムと同等の熱機械的性質を示した。一方で、これらにTHF分散媒中で紫外線照射を行ったところ、光分解性架橋剤を導入したゴムは3日間で溶解し、一般的な架橋剤から得られたゴム(5日間)よりも光分解が促進されたことが明らかとなった。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件