利用報告書 / User's Reports


【公開日:2023.07.28】【最終更新日:2023.04.25】

課題データ / Project Data

課題番号 / Project Issue Number

22TU0053

利用課題名 / Title

いわて半導体アカデミー社会人向けプロセス実習(初級、中級) / ISA process training for factory employees

利用した実施機関 / Support Institute

東北大学 / Tohoku Univ.

機関外・機関内の利用 / External or Internal Use

外部利用/External Use

技術領域 / Technology Area

【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)加工・デバイスプロセス/Nanofabrication(副 / Sub)-

【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)高度なデバイス機能の発現を可能とするマテリアル/Materials allowing high-level device functions to be performed(副 / Sub)-

キーワード / Keywords

パワーエレクトロニクス, <sup>Deep-RIE</sup>, 実習,蒸着・成膜/Evaporation and Deposition,スパッタリング/Sputtering,成形/Molding,リソグラフィ/Lithography,膜加工・エッチング/Film processing and Etching,アクチュエーター,高周波デバイス,パワーエレクトロニクス,光導波路,MEMSデバイス,IoTセンサ,ナノフォトニクスデバイス,ナノエレクトロニクスデバイス,スピントロニクスデバイス,自己修復材料,メタマテリアル,量子効果デバイス


利用者と利用形態 / User and Support Type

利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)

梅木 和博

所属名 / Affiliation

岩手大学 生産技術研究センター

共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type

(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-


利用した主な設備 / Equipment Used in This Project

TU-207:アルバック多用途RIE装置
TU-310:レーザ/白色共焦点顕微鏡
TU-203:DeepRIE装置#3
TU-063:i線ステッパ
TU-211:プラズマクリーナー


報告書データ / Report

概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)

岩手大学 生産技術研究センターでは、令和4年度(2022年度)岩手県受託事業ISA(いわて半導体アカデミー)岩手地域産業高度化人材育成事業の教育プログラムとして、ISAに所属する岩手県在住の社会人向けに、「半導体製作基板プロセス実習(作製から評価までの一連体験)」を東北大学で実施し、社会人のべ合計64人(2社)が受講した。参加者を各回2Grに分けて2日間で実習全行程を出来るように計画した。実施回数は、(4Gr*2日)8回。本報告は、中級実習について報告する。

実験 / Experimental

【利用した主な装置】
i線ステッパー
両面アライナ露光装置
芝浦スパッタ装置
膜厚計
Tencor 段差計
アルバック 多用途RIE装置
Deep-RIE装置(#1号機、#3号機)
プラズマクリーナー
自動搬送芝浦スパッタ装置(!-Miller)

【実験方法】
① A-Gr:4インチベアSi基板を使用し、社会人各位がオリジナルパターン(露光位置)をステッパー上でプログラム製作し、検収用レチクルで露光した。
② i線ステッパー露光時は、露光量、DF(デフォーカス)量を変更した。露光条件変更の影響を評価した。
③ 上記②基板をDeep-RIE深掘りエッチングを実施。
④ Deep-RIEエッチング条件を変更し、断面形状を観察し、エッチング条件と形状の関係を考察した。
⑤ B-Gr:別途用意したアライナ用露光マスクを準備し、マイクロメータスケールのパターンを製作した。
⑥ 上記⑤基板にCrのスパッタリング膜を成膜し、その後レジスト剥離(リフトオフ)しCr膜パターンを形成した。
⑦ Cr膜をマスクに使用し、Deep-RIE深掘りエッチングを実施した。この際の断面形状(テーパー形状)を評価した。
⑧ Cr膜の成膜装置見学と成膜実習、並びにDeep-RIE深掘り加工の加工条件を変更して評価した。

結果と考察 / Results and Discussion

本年度は、過去4年間の実習成果を元に「中級実習」として実施した。「ステッパー露光工程」及び「リフトオフ工程」を2Grに分けて習得した。また、両工程で製作した基板をDeep-RIE装置で深掘りエッチングした。
本年度の新たな取り組みは、社会人参加者の所属する企業からの要望により①ステッパー工程と②リフトオフ実習、③Deep-RIE装置による深掘りエッチングを行った。
社会人参加者からは、普段企業内では実施できないプロセス体験・実感できることが非常に高い評価を受けている。具体的には、「実習プロセス作業と基板品質の対応がリアルタイムで学習できる」ことが、高評価に繋がっている。また企業教育担当者からは、本件教育(初級、中級コース)の継続を求められている。

図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)

東北大学の先生方から多大なご協力を頂きました。

利用した主な設備(欄不足分)
TU-056
TU-158
TU-201


成果発表・成果利用 / Publication and Patents

論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents

特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件

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