利用報告書 / User's Reports


【公開日:2023.08.01】【最終更新日:2023.05.29】

課題データ / Project Data

課題番号 / Project Issue Number

22NU0210

利用課題名 / Title

逆型ペロブスカイト太陽電池の研究

利用した実施機関 / Support Institute

名古屋大学 / Nagoya Univ.

機関外・機関内の利用 / External or Internal Use

内部利用(ARIM事業参画者以外)/Internal Use (by non ARIM members)

技術領域 / Technology Area

【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)加工・デバイスプロセス/Nanofabrication(副 / Sub)計測・分析/Advanced Characterization

【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)革新的なエネルギー変換を可能とするマテリアル/Materials enabling innovative energy conversion(副 / Sub)-

キーワード / Keywords

蒸着・成膜/Evaporation and Deposition,電子顕微鏡/Electron microscopy,走査プローブ顕微鏡/Scanning probe microscopy,集束イオンビーム/Focused ion beam,太陽電池/ Solar cell


利用者と利用形態 / User and Support Type

利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)

松尾 豊

所属名 / Affiliation

名古屋大学大学院工学研究科

共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type

(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-


利用した主な設備 / Equipment Used in This Project

NU-203:薄膜X線回折装置
NU-204:原子間力顕微鏡


報告書データ / Report

概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)

本研究は逆型ペロブスカイト太陽電池の研究を行っている。逆型ペロブスカイト太陽電池のAg電極に Cationic Nitrogen-doped Graphene(CNG)を使うことで仕事関数が変化した。CNGによってより大きな双極子モーメントが発生し、それによってAg電極の仕事関数が変化した。結果として、CNGを用いて高い変換率や高い耐久性の逆型ペロブスカイト太陽電池を得た。

実験 / Experimental

 逆型ペロブスカイト太陽電池のAg電極に Cationic Nitrogen-doped Graphene(CNG)を応用した。CNGは液相プラズマによる合成した。CNGを用いた逆型ペロブスカイト太陽電池にPYSの測定を行った。CNGによる影響を調べるためにAgの3d軌道におけるピークを測定し、エネルギー準位の変化を確認した。またバソクプロインを応用したもの、何も使用しないものも同時に測定した。 

結果と考察 / Results and Discussion

CNGを使うことで仕事関数が変化した。CNGによってより大きな双極子モーメントが発生し、それによってAg電極の仕事関数が変化した。CNGやバソクプロインを使うことでAg電極のエネルギー準位が変化することが判明した。特にCNGの影響が最も大きかった。 原因としては、CNGを用いることによってバソクプロインを用いたときと比較して界面でより大きな双極子モーメントが発生し、それによってAg電極のエネルギー準位を変化させたと考えられる。 

図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)

なし。


成果発表・成果利用 / Publication and Patents

論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
  1. (1) Shimon Oiwa, Hisayoshi Oshima, Miftakhul Huda1, and Yutaka Matsuo, "Fabrication of Semi-module Organic Solar Cells Using Transparent Carbon Nanotubes Thin-film Electrode", FNTG64, Nagoya, Mar 2023
特許 / Patents

特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件

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