【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.05.13】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23AT0397
利用課題名 / Title
TaN膜の密度向上
利用した実施機関 / Support Institute
産業技術総合研究所 / AIST
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)加工・デバイスプロセス/Nanofabrication(副 / Sub)計測・分析/Advanced Characterization
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)高度なデバイス機能の発現を可能とするマテリアル/Materials allowing high-level device functions to be performed(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
薄膜,エレクトロデバイス/ Electronic device,ALD,電子分光/ Electron spectroscopy
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
進藤 智
所属名 / Affiliation
(株)村田製作所
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
山崎 将嗣,大塚 照久
利用形態 / Support Type
(主 / Main)技術代行/Technology Substitution(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
AT-102:原子層堆積装置_3〔FlexAL〕
AT-103:原子層堆積装置_3付帯XPS装置(アルバック・ファイ)
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
窒化物薄膜の上に成膜する層の特性向上を狙い、窒化物薄膜の密度を向上させる方策として、重アンモニアによる窒化の効果を検証した。
実験 / Experimental
原子層堆積装置_3を用い、Taのプリカーサおよび窒化剤としてアンモニアと重アンモニアの2種類を用いて窒化Taの成膜を実施した。
その際、成膜温度を180、230、280℃の3条件とした。基板にはSiウェハを用い、成膜後、装置内に入れたまま、
原子層堆積装置_3付帯XPS装置により、XPS分析を行った。
結果と考察 / Results and Discussion
XPS分析結果より、窒化剤に重アンモニアを用いた場合でも、アンモニア使用と同じ窒化物膜となった。
また、重アンモニアを用いると、同じ成膜温度でアンモニアの場合よりXPSの信号強度が低くなった。
重アンモニアを用いてもTaN膜の密度向上には至らず、膜の成長速度は低下するとみられる。
今後は弊社で膜厚の確認とXPSデータの詳細な解析を行う。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件