【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.06.05】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23KU1005
利用課題名 / Title
バイオ医薬品の次世代経皮吸収システムの開発
利用した実施機関 / Support Institute
九州大学 / Kyushu Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
内部利用(ARIM事業参画者)/Internal Use (by ARIM members)
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)物質・材料合成プロセス/Molecule & Material Synthesis(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)次世代バイオマテリアル/Next-generation biomaterials(副 / Sub)次世代ナノスケールマテリアル/Next-generation nanoscale materials
キーワード / Keywords
経皮吸収,化粧品,核酸医薬,ナノ粒子/ Nanoparticles
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
井手 奈都子
所属名 / Affiliation
九州大学工学部技術部
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
柿田有理子
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub),技術補助/Technical Assistance
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
核酸医薬は現在注射で投与されている。このような核酸医薬を、非侵襲的に投与するための経皮吸収技術を開発している。経皮吸収を達成するためには、皮膚の上部角質層に馴染みやすいナノ粒子にする必要がある。本研究では、イオン液体を利用して、皮膚吸収を可能にするような核酸医薬のナノ粒子を開発した。
実験 / Experimental
独自に開発した脂質由来のイオン液体を利用して、アンチセンス核酸のナノ粒子化を試みた。DLS装置(大塚電子:DLS-8000DL)を用いて粒子系を測定した結果、平均粒径110nmの均一なナノ粒子が得られた。経皮浸透挙動を解析するには、核酸へ蛍光色素の導入が必要となる。このため核酸医薬に、赤色蛍光Cy5を導入して調整したナノ粒子の粒度解析を行った。
結果と考察 / Results and Discussion
通常のDLS装置では、蛍光色素を有すると散乱強度が大きく実際の測定を妨害するため粒子系が測定できないことが知られている。そこで、今回は660nmの半導体レーザーを搭載したARIMのDLS8000を用いてナノ粒子解析を試みた。結果として、ARIMのナノ粒子解析装置を用いても、粒度解析を行うことができなかった。その原因として、赤色蛍光分子Cy5の蛍光波長が670nmと今回の半導体レーザーの波長領域660nmと類似していたので、正確に測定できなかったと推察される。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件