【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.06.22】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23NU0060
利用課題名 / Title
シロイロナズナ花粉管先端の細胞内微細構造の3次元形態解析
利用した実施機関 / Support Institute
名古屋大学 / Nagoya Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)次世代バイオマテリアル/Next-generation biomaterials(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
花粉管,立体像構築,電子顕微鏡/ Electronic microscope,生体イメージング/ In vivo imaging,集束イオンビーム/ Focused ion beam,イオンミリング/ Ion milling
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
東山 哲也
所属名 / Affiliation
東京大学大学院理学系研究科
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
東山哲也,松浦公美,大井崇生
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
中尾知代,依田香保留
利用形態 / Support Type
(主 / Main)技術代行/Technology Substitution(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
シロイヌナズナの花粉から伸長した花粉管の先端部(直径10 µm未満)の内部微細構造について電子顕微鏡レベルの解像度で全体像を三次元的に解明する。花粉管内における単位小胞(直径50~100 nm程度の小胞)がどれくらいの密度や体積で存在するのか、どのような空間分布で存在するのか、把握することを目指す。
実験 / Experimental
シロイヌナズナ花粉をセロハン膜上で発芽させた花粉管の集合体を、セロハン膜ごと加圧凍結固定装置で固定後、オスミウム導電処理・固定を経て樹脂包埋済みである。その試料ブロックからFIB-SEMで連続切削・観察を行う。画像データ取得後の三次元構造再構築は本研究従事者が画像解析ソフトを用いて別途行う。
結果と考察 / Results and Discussion
シロイヌナズナ花粉管のFIB-SEM観察に初めて成功した。これまで他植物も含めた花粉管で報告が見当たらず、先端的な結果であると言える。オスミウム染色により、これまでTEMやレーザー顕微鏡での観察像では確認できなかったオルガネラが、花粉管先端に存在する様子が観察された。一方でこれまで報告されている単位小胞ははっきりとは認めらず、さらに条件検討や、他の手法による観察との比較を進めていく必要がある。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件