利用報告書 / User's Reports


【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.04.04】

課題データ / Project Data

課題番号 / Project Issue Number

23HK0158

利用課題名 / Title

高難度酸化反応に有効なナノ粒子触媒の開発

利用した実施機関 / Support Institute

北海道大学 / Hokkaido Univ.

機関外・機関内の利用 / External or Internal Use

外部利用/External Use

技術領域 / Technology Area

【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-

【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)マテリアルの高度循環のための技術/Advanced materials recycling technologies(副 / Sub)次世代ナノスケールマテリアル/Next-generation nanoscale materials

キーワード / Keywords

電子顕微鏡/ Electronic microscope,資源循環技術/ Resource circulation technology,ナノ粒子/ Nanoparticles


利用者と利用形態 / User and Support Type

利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)

鎌田 慶吾

所属名 / Affiliation

東京工業大学 科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所

共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes

平井直美,森有子

利用形態 / Support Type

(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub),技術代行/Technology Substitution


利用した主な設備 / Equipment Used in This Project

HK-401:収差補正走査型透過電子顕微鏡


報告書データ / Report

概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)

本研究では、金属酸化物ナノ粒子触媒による高効率選択酸化反応系の開発を目的としている。今回支援いたただいた触媒構造の電子顕微鏡による構造解析を通して、触媒の元素組成や結晶構造の確認を行い、触媒作用の発現と構造の関係性を明らかとした。

実験 / Experimental

我々の研究室で合成したリン酸鉄担持触媒および鉄系ペロブスカイト酸化物触媒の触媒活性点構造について、北大電子研技術部の平井さんにSTEM観察を行っていただいた。

結果と考察 / Results and Discussion

粒子の形態や凝集度、結晶構造に由来する格子縞、元素マッピングによる均質性について確認していただいた。その結果、リン酸鉄担持触媒では結晶性のリン酸鉄が高分散担持されていること、鉄系ペロブスカイト酸化物では構成元素が均質に存在したナノ粒子凝集体であることが確認された。

図・表・数式 / Figures, Tables and Equations


図1 担持リン酸鉄触媒のSTEM像



図2 鉄系ペロブスカイト酸化物のSTEM像


その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)


成果発表・成果利用 / Publication and Patents

論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
  1. 古谷 一眞・松田 蒼依・原 亨和・鎌田 慶吾、"ホスホン酸を用いた担持リン酸鉄触媒によるメタンの選択酸化"、第104回春季年会(千葉)、令和5年3月21日
  2. 古谷 一眞、”ホスホン酸を用いた担持リン酸鉄触媒によるメタンの直接部分酸化反応”、2023年度 東京工業大学、修士論文
  3. 山本 昌尚、”高原子価鉄を含むペロブスカイト酸化物を用いたアルカンの選択酸化反応”、2023年度 東京工業大学、修士論文
特許 / Patents

特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件

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