利用報告書 / User's Reports


【公開日:2023.08.01】【最終更新日:2023.05.21】

課題データ / Project Data

課題番号 / Project Issue Number

22NU0084

利用課題名 / Title

窒化物半導体ヘテロエピタキシャル界面構造の解析

利用した実施機関 / Support Institute

名古屋大学 / Nagoya Univ.

機関外・機関内の利用 / External or Internal Use

外部利用/External Use

技術領域 / Technology Area

【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-

【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)高度なデバイス機能の発現を可能とするマテリアル/Materials allowing high-level device functions to be performed(副 / Sub)-

キーワード / Keywords

Transmission electron microscopy, interface, GaN,電子顕微鏡/Electron microscopy


利用者と利用形態 / User and Support Type

利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)

荒木 努

所属名 / Affiliation

立命館大学理工学部電気電子工学科

共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes

狩野絵美

ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes

五十嵐信行

利用形態 / Support Type

(主 / Main)共同研究/Joint Research(副 / Sub)-


利用した主な設備 / Equipment Used in This Project

NU-102:高分解能電子状態計測走査透過型電子顕微鏡システム
NU-106:試料作製装置群


報告書データ / Report

概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)

InNの電子移動度、飽和電子速度は、窒化物半導体の中で最大であり、より高速、高効率動作のデバイスへの応用が提案されている。デバイス応用や基礎研究において、低欠陥で不純物濃度が制御された結晶膜が不可欠である。最近のエピタキシャル成長技術の進歩により、InN単結晶膜が実現しているが、さらなる品質向上の提案がなされている。本研究では、透過電子顕微鏡(TEM)を用い、窒化ガリウム基板上のヘテロエピタキシャルInN層の構造解析を行った。

実験 / Experimental

サンプルは、RF-MBEによって成長した。基板はGaN-on-Sapphireテンプレートである。利用した電子顕微鏡はJEM-2100plus, CSTEM(JEM BU 10000)、およびCold-ARM (JEM ARM 200F)である。TEM試料作製は機械研磨とイオンミリング(PIPS II)によって作製した。

結果と考察 / Results and Discussion

Ga基板上に成長したInNの断面観察像を図に示す。観察条件は、HAADF-STEM条件である。上図は、島状成長したInN、下図は、一様な厚さの連続膜として成長したInNである。現在、これらのヘテロエピタキシャル構造の結晶構造の原子スケール解析を進めている。

図・表・数式 / Figures, Tables and Equations


Fig. 1



Fig. 2


その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)

RF-MBEによる結晶成長実験は、SPring-8 BL11XUにて、Japan Synchrotron Radiation Research Instituteの許諾のもと行われた(Proposal No. 2017A3588, 2018A3584, and: 2019A3586)。


成果発表・成果利用 / Publication and Patents

論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents

特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件

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