【公開日:2023.07.31】【最終更新日:2023.05.16】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22UT0034
利用課題名 / Title
タンタル酸リチウムの構造分析
利用した実施機関 / Support Institute
東京大学 / Tokyo Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)革新的なエネルギー変換を可能とするマテリアル/Materials enabling innovative energy conversion(副 / Sub)その他/Others
キーワード / Keywords
強誘電体,電子顕微鏡/Electron microscopy,パワーエレクトロニクス/ Power electronics
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
高本 昌弥
所属名 / Affiliation
株式会社村田製作所
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
UT-004:環境対応型超高分解能走査透過型電子顕微鏡
UT-005:原子分解能元素マッピング構造解析装置
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
強誘電体材料の原子構造を分析するため、東京大学の設備を利用して断面STEM観察を行った。
実験 / Experimental
タンタル酸リチウム基板を機械研磨装置とイオン研磨装置によって薄片化し、収差補正STEMを用いてSTEM-ABF像を取得した。
結果と考察 / Results and Discussion
強誘電体材料タンタル酸リチウムのSTEM-ABF像から、タンタル原子の位置と酸素原子の位置を確認することができた。原子分解能観察からタンタル酸リチウムの自発分極の向きを調べるためには、タンタル原子が酸素八面体構造の中心からどちら側に変位しているか、もしくはリチウム原子が酸素面の上下どちら側に位置しているかを調べる必要がある。STEM-ABF像からリチウム原子が見られるか試してみたが、リチウム原子は明瞭には観察できず、分極方向は確認できなかった。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
図1. タンタル酸リチウムのSTEM-ABF像
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件