【公開日:2023.08.01】【最終更新日:2023.05.22】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22NU0042
利用課題名 / Title
アルミニウム合金の微細組織観察
利用した実施機関 / Support Institute
名古屋大学 / Nagoya Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)次世代ナノスケールマテリアル/Next-generation nanoscale materials(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
電子顕微鏡/Electron microscopy
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
瀧川 順庸
所属名 / Affiliation
大阪公立大学
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
山本剛久
利用形態 / Support Type
(主 / Main)技術代行/Technology Substitution(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
NU-103:高分解能透過電子顕微鏡システム
NU-106:試料作製装置群
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
アルミニウム合金の局所力学特性において、転位の影響が大きいという結果が得られつつある。電子顕微鏡解析により、高純度アルミニウムとアルミニウム合金における転位の存在状態の違いを明らかにしたい。
実験 / Experimental
電解研磨にて作製した薄膜の観察を行う。試料厚みに問題がある場合はイオン研磨による試料調整を行う。明視野および暗視野観察により転位密度、転位の存在状態と結晶方位の関係の情報を得る。
結果と考察 / Results and Discussion
図1に超高純度AlのFSP後のTEM像を示す。超高純度Alにおいては、FSP後にも転位があまり含まれていないことが確認された。図2に高純度Al-Fe合金のFSP後のTEM像を示す。Al-Fe合金においては、FSP後には多くの転位が確認された。これは、Feにより転位がピン止めされることによるものと考えられる。今回の観察結果と、これまでのナノインデンテーション試験の結果から、局所力学特性における添加元素の影響について考察を行う予定である。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
図1 超高純度AlのTEM像
図2 Al-Fe合金のTEM像
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件