【公開日:2023.08.01】【最終更新日:2023.04.28】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22SH0026
利用課題名 / Title
有機フィルムの接着剤による物性変化
利用した実施機関 / Support Institute
信州大学 / Shinshu Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)物質・材料合成プロセス/Molecule & Material Synthesis(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)マルチマテリアル化技術・次世代高分子マテリアル/Multi-material technologies / Next-generation high-molecular materials(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
ナノインデンター
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
木村 清夏
所属名 / Affiliation
セイコーエプソン株式会社
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
有機フィルムに接着剤を付着させた場合の物性変化を確認する。
実験 / Experimental
厚さ30μmの有機フィルムとナノインデンター試料台間を、4種の接着剤で固定し、有機フィルム表面で得られる物性値を確認した。
結果と考察 / Results and Discussion
まず、テープ①②で固定に用いるテープ材料の硬さ変化に対する、有機フィルムの測定物性値への影響を確認した。①は有機フィルムよりも柔らかい材料であり、複合弾性率およびナノイデンター硬さが柔らかく算出された。測定値に下地の接着テープ情報も反映されているためと考えられる。テープ②は有機フィルム同等の物性であり、有機フィルムの物性値が測定できているといえる。接着剤による有機フィルムへの物性変化の影響については、接着剤①②共にテープ②の物性値と大きな差はないが、わずかに接着剤①は複合弾性率が低く、接着剤②は複合弾性率が高かった。今回確認された差はサンプルのロット間などの誤差範囲であると考えられるが、僅かに有機フィルムに物性変化をもたらす可能性があるため接着剤選定には注意が必要であると考えられる。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
ナノイデンター測定結果
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件