【公開日:2023.08.01】【最終更新日:2023.05.02】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22KU1044
利用課題名 / Title
ゲルへの剛直ファイバー導入による熱運動抑制と金属吸着特性の変化
利用した実施機関 / Support Institute
九州大学 / Kyushu Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
内部利用(ARIM事業参画者以外)/Internal Use (by non ARIM members)
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)物質・材料合成プロセス/Molecule & Material Synthesis(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)次世代バイオマテリアル/Next-generation biomaterials(副 / Sub)次世代ナノスケールマテリアル/Next-generation nanoscale materials
キーワード / Keywords
海水溶存資源回収
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
岡部 弘高
所属名 / Affiliation
九州大学大学院工学研究院エネルギー量子工学部門
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
原 一広
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
溶存重金属を回収するためのゲル吸着材の効率を上げるためにはゲルネットワークの熱運動を抑制する必要がある。そこで、ゲルに親水性のカルボキシ基を導入した多層カーボンナノチューブを分散させて、これを剛直な骨格として作用させることでネットワークの運動を抑制できるかを動的光散乱で調べた。
実験 / Experimental
カーボンナノチューブの濃度を変えたゲルを作製し、動的光散乱で自己相関関数を測定し、自己相関が落ちる時間からゲルネットワークの運動時間スケールを求めた。
結果と考察 / Results and Discussion
カーボンナノチューブが入っていないゲルに比べ、入っているゲルでは、主鎖の運動に由来する1ms辺りの自己相関関数の減少が観測されなくなり、カーボンナノチューブの濃度が増えるほど、より長時間で減少がみられるようになった。このことからゲルにカーボンナノチューブを挿入することで主鎖の熱運動の時間スケールが長くなり熱運動を抑制できていると考えられる。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
自己相関関数と相関時間
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件