【公開日:2023.08.01】【最終更新日:2023.04.25】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22KU1032
利用課題名 / Title
銅錯体担持カーボンからなる新規二酸化炭素還元触媒の開発
利用した実施機関 / Support Institute
九州大学 / Kyushu Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)物質・材料合成プロセス/Molecule & Material Synthesis(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)次世代ナノスケールマテリアル/Next-generation nanoscale materials(副 / Sub)革新的なエネルギー変換を可能とするマテリアル/Materials enabling innovative energy conversion
キーワード / Keywords
赤外・可視・紫外分光/Infrared and UV and visible light spectroscopy,電極材料,ナノカーボン
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
Chang Yu Hsu
所属名 / Affiliation
台北科技大学
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
藤ヶ谷 剛彦
利用形態 / Support Type
(主 / Main)共同研究/Joint Research(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
KU-501:電子状態測定システム
KU-514:X線回折装置群
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
二酸化炭素の電気化学還元の触媒として有用なコバルトフタロシアニンをカーボンナノチューブに担持した電極触媒を作製する。
実験 / Experimental
多層カーボンナノチューブの分散溶液にコバルトフタロシアニンを添加し、ろ過することで複合膜を作製した。複合膜の構造をX線光電子分光測定および粉末X線回折装置を用いて分析した。
結果と考察 / Results and Discussion
Fig. 1に示すように、複合膜にはコバルトフタロシアニンに由来するC1sピーク、N1sピーク、Co 3dピークがそれぞれ285eV, 400 eV, 228 eV付近に観察され、多層CNT上に担持されていることが明らかとなった。また、粉末X線回折装置の測定においては、フタロシアニンのπスタッキング構造に由来する回折ピークが見られなかったことから、フタロシアニンはCNT上で、集積構造を形成せず単層もしくは数層の構造であることが示唆された。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
Fig. 1 XPS spectra for CuPc/CNT (a) suvey scan (b) C 1s (c) N 1s and (d) Co 3d
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件