【公開日:2023.08.01】【最終更新日:2023.05.08】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22KU1026
利用課題名 / Title
トリアリールメチルカチオンの近赤外発光特性の解析
利用した実施機関 / Support Institute
九州大学 / Kyushu Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
内部利用(ARIM事業参画者以外)/Internal Use (by non ARIM members)
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)物質・材料合成プロセス/Molecule & Material Synthesis(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)革新的なエネルギー変換を可能とするマテリアル/Materials enabling innovative energy conversion(副 / Sub)次世代ナノスケールマテリアル/Next-generation nanoscale materials
キーワード / Keywords
赤外・可視・紫外分光/Infrared and UV and visible light spectroscopy
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
森 敏彰
所属名 / Affiliation
九州大学大学院総合理工学府物質理工学専攻
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
近赤外発光は発光波長が700 nmを超えるような発光のことであり、高効率の近赤外発光を実現することはエネルギーギャップ則の観点からも難しい課題である。我々はトリアリールメチルカチオンに置換したアミノ基の構造に着目し、その構造をジアルキルアミノ基からジアリールアミノ基に変更することでこれまでにない近赤外発光を実現した。
実験 / Experimental
トリフェニルメタノールに2つのカルバゾリル基が置換した化合物を新しく合成した。合成したトリフェニルメタノールに酸としてトリス(ペンタフルオロフェニル)ボランを添加してカチオンを得た。カチオン体の固体薄膜およびポリスチレン混合薄膜を調製し、近赤外発光特性をおこなった。
結果と考察 / Results and Discussion
固体薄膜で1100 nmの近赤外発光を、ポリスチレン混合薄膜で1060 nmの近赤外発光を観測した。インドシアニングリーンとの比較による相対発光量子収率はそれぞれ0.02%、0.09%であった。理論計算とも合わせて考察した結果、1000 nmを超えるような近赤外発光は、励起状態での構造変化が寄与している可能性が示唆されている。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
博士論文(執筆中)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件