【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.05.31】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23MS5031
利用課題名 / Title
窓付き圧空バルブのガラス窓素材調査
利用した実施機関 / Support Institute
自然科学研究機構 分子科学研究所 / IMS
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
内部利用(ARIM事業参画者以外)/Internal Use (by non ARIM members)
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)物質・材料合成プロセス/Molecule & Material Synthesis(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)その他/Others(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
窓付き圧空バルブ,赤外・可視・紫外分光/ Infrared/visible/ultraviolet spectroscopy
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
牧田 誠二
所属名 / Affiliation
分子科学研究所 極端紫外光研究施設
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
上田 正
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
当施設で保有しているVAT社製の窓付き圧空バルブには複数の素材が使用されているが、目視だけでは判断がつかない。一方、UVSORの放射光で本バルブを使用するにあたり、実験目的に応じた適切な素材を選択する必要がある。そのため、分光計を用いた吸収スペクトルを測定し窓材を判別する。
実験 / Experimental
紫外・可視・近赤外分光光度計(島津製 UV-3600Plus)の試料室に直接、窓付き圧空バルブをセットし紫外、可視光を照射、吸収スペクトルを取得した。吸収スペクトルと既存のスペクトルの比較により、窓材の種類を判定した。
結果と考察 / Results and Discussion
所有しているバルブの吸収スペクトルを上記(図1)に示す。バルブによって明らかにスペクトルの違いが見られ、赤線で示すバルブは320nm以下において光を透過しにくくなる。これは、窓材で使用されている素材の1つであるホウケイ酸ガラスのスペクトルと一致する。一方、青線で示すバルブは低波長領域でも光を透過することから、サファイアもしくは石英ガラスと推測できた。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
図1 吸収スペクトル比較
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
本利用にあたり機器センター技術職員の上田正さんに適切なご助言、サポートをしていただきました。この場をかりて御礼申し上げます。
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件