【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.04.03】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23MS1059
利用課題名 / Title
KI結晶中の貴金属ヨウ化物ナノ結晶の電子顕微鏡観察
利用した実施機関 / Support Institute
自然科学研究機構 分子科学研究所 / IMS
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)物質・材料合成プロセス/Molecule & Material Synthesis(副 / Sub)計測・分析/Advanced Characterization
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)次世代ナノスケールマテリアル/Next-generation nanoscale materials(副 / Sub)高度なデバイス機能の発現を可能とするマテリアル/Materials allowing high-level device functions to be performed
キーワード / Keywords
貴金属ヨウ化物, ナノ結晶, 結晶格子,エレクトロデバイス/ Electronic device,センサ/ Sensor,電子顕微鏡/ Electronic microscope,光デバイス/ Optical Device,ナノ粒子/ Nanoparticles
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
河相 武利
所属名 / Affiliation
大阪公立大学大学院理学研究科
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
加藤 太智,赤松 陸
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
伊木 志成子,平野 佳穂
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
KI結晶中に生成したAgIやCuIのナノ結晶の大きさや形状を透過電子顕微鏡で明らかにし、光学特性から調べた量子サイズ効果との関連性を議論する。
実験 / Experimental
色々な温度で熱処理したKI:AgIやKI:CuI結晶をすりつぶして粉末化し、金属メッシュ上に載せて、透過電子電子顕微鏡で観測した。KI結晶中に生成しているAgIやCuIのナノ結晶を確認すると共、複数の箇所で透過電子電子顕微鏡像を撮影し、研究室に持ち帰ってサイズ分布などの評価を行った。
結果と考察 / Results and Discussion
図1に300℃で熱処理を行ったKI:CuI結晶の透過電子顕微鏡写真を示す。濃い灰色の球形がCuIナノ結晶と考えられ、その粒径は5nm~10nm程度であることが分かる。この結果と、研究室で測定した吸収スペクトルから確認できる励起子遷移のブルーシフト量との関連性を現在検討中である。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
図1.KI:CuIの透過電子顕微鏡写真
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
透過電子顕微鏡観測のサポートに対して伊木 志成子氏と平野 佳穂氏(ARIM担当者)に感謝します。
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件