【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.05.09】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23MS1003
利用課題名 / Title
FeSクラスター集積・貯蔵タンパク質のFe-S結合過程とFeS分子種の解明
利用した実施機関 / Support Institute
自然科学研究機構 分子科学研究所 / IMS
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)物質・材料合成プロセス/Molecule & Material Synthesis(副 / Sub)計測・分析/Advanced Characterization
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)その他/Others(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
電子スピン共鳴,FeS
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
藤城 貴史
所属名 / Affiliation
埼玉大学大学院理工学研究科
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
藤原 基靖
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
FeSクラスター集積・貯蔵タンパク質のFeS種が通常のFeSとは異なる電子スピン状態を示すことを見出した。
実験 / Experimental
FeSクラスター集積・貯蔵タンパク質を大腸菌組換え体として発現、精製、濃縮し、EPR石英チューブ(4 mm)に封入した。測定は10-20 Kで3000-4000 Gで行なった。
結果と考察 / Results and Discussion
FeSクラスター集積・貯蔵タンパク質のEPR測定を行なった。g = 2.0付近にFeS種由来のrhombicなシグナルが、還元型、酸化型の両方で観測された。通常のFeSタンパク質の[2Fe-2S]や[3Fe-34S]、[4Fe-4S]では酸化型または還元型のみでシグナルが見られることから、このシグナルは上記canonical FeSとは異なるFeS分子種由来であることが示唆された。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
電子スピン共鳴測定装置 E580 (Bruker)の利用申請・測定にあたり、分子科学技術研究所 藤原 基靖 主任技術員、伊木 志成子 特任専門員より多大なサポートをいただいた。ここに記して感謝の意を示す。
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件