利用報告書 / User's Reports


【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.04.17】

課題データ / Project Data

課題番号 / Project Issue Number

23MS0020

利用課題名 / Title

結晶スポンジ法による放線菌由来新規有機ヒ素天然物の構造決定

利用した実施機関 / Support Institute

自然科学研究機構 分子科学研究所 / IMS

機関外・機関内の利用 / External or Internal Use

外部利用/External Use

技術領域 / Technology Area

【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)物質・材料合成プロセス/Molecule & Material Synthesis(副 / Sub)-

【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)次世代バイオマテリアル/Next-generation biomaterials(副 / Sub)-

キーワード / Keywords

有機ヒ素, 天然物, スポンジ結晶, 構造決定


利用者と利用形態 / User and Support Type

利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)

星野 翔太郎

所属名 / Affiliation

学習院大学理学部生命科学科

共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes

藤田誠,横山利彦,三橋隆章

利用形態 / Support Type

(主 / Main)共同研究/Joint Research(副 / Sub)-


利用した主な設備 / Equipment Used in This Project

MS-208:結晶スポンジ法を用いた分子構造解析


報告書データ / Report

概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)

 分子内にC-As結合を持つ有機ヒ素天然物は研究例が極めて乏しく、当該領域におけるケミカルスペースの拡張は大きな課題である。申請者は放線菌より新規有機ヒ素化合物を発見し、分子科学研究所が提供する結晶スポンジ法を適用する事で化学構造を絶対立体配置を含めて解明することを、昨年度課題(JPMXP1222MS0034)に引き続き目指した。しかし、残念ながら構造決定には至らなかった。

実験 / Experimental

 支援機関では、結晶スポンジ[(ZnCl2)3·(tpt)2·x(solvent)]nおよび[(ZnI2)3·(tpt)2·x(solvent)]nを用い、申請者から提供を受けた試料について、結晶スポンジ法による解析を行った。また、その中で、試料を結晶スポンジに導入する際の温度や溶媒などの条件について検討を行った。結果、いくつかの条件にて、結晶スポンジの格子定数が変化する現象が前年度と同様に確認されたものの、構造解析には至らなかった。

結果と考察 / Results and Discussion

今回の解析では、構造決定に耐える良好な回折像が得られなかった。おそらく、有機ヒ素化合物が結晶スポンジを損傷しているものと推測される。本化合物を構造解析するためには、誘導体化などにより、結晶スポンジを損傷しない化合物へと変換することが有効と考えられる。

図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)


成果発表・成果利用 / Publication and Patents

論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents

特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件

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