【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.05.20】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23UE5317
利用課題名 / Title
希土類および第一遷移金属錯体を利用した複合機能性材料の開発
利用した実施機関 / Support Institute
電気通信大学 / UEC
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)物質・材料合成プロセス/Molecule & Material Synthesis(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)量子・電子制御により革新的な機能を発現するマテリアル/Materials using quantum and electronic control to perform innovative functions(副 / Sub)高度なデバイス機能の発現を可能とするマテリアル/Materials allowing high-level device functions to be performed
キーワード / Keywords
分子磁石,スピン制御/ Spin control,核磁気共鳴/ Nuclear magnetic resonance,赤外・可視・紫外分光/ Infrared/visible/ultraviolet spectroscopy
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
金友 拓哉
所属名 / Affiliation
東京理科大学理学部第一部化学科
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
榎本真哉,松永大豪
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
松橋千尋,北田昇雄
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub),技術補助/Technical Assistance
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
UE-001:超伝導量子干渉型磁束計
UE-002:高磁場多目的物性測定システム
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
希土類元素および第一遷移金属を用いた錯化合物を対象に、分子構造や結晶構造に基づく磁性を評価するため、電気通信大学の設備であるMPMS XL-7やPPMSを用いて磁気測定を行った。
実験 / Experimental
金属錯体の粉末試料を非磁性のカプセルに内包して、MPMS XL-7やPPMSを用いて、磁気測定を行った。直流磁化測定では約2 – 300 Kの範囲を直流磁場下で測定した。交流磁化測定では、約2 – 20 Kの範囲をゼロ磁場および直流磁場下、10 – 10,000 Hzの交流磁場で測定を行った。
結果と考察 / Results and Discussion
希土類元素であるTbやDyイオンを中心金属とする金属錯体を対象に交流磁化測定 (PPMS) を行った。両物質ともに温度に対して、磁化の虚部でピークが見られ、それは周波数に依存することがわかった。結晶構造より、各錯体は磁気的には孤立しており、先の結果より、単分子スケールでの遅い磁気緩和と考察している。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
- 南雲陽太、金友拓哉、榎本真哉、”テルピリジン骨格のビラジカル配位子を用いた錯形成における金属選択性”、日本化学会第104春季年会、2024年3月20日
- 松永大豪、金友拓哉、松橋千尋、榎本真哉、” 2-Benzimidazolinoneで架橋された2核ランタニド錯体の結晶構造および物性の調査”、日本化学会第104春季年会、2024年3月18日
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件