【公開日:2023.08.01】【最終更新日:2023.05.16】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22JI0017
利用課題名 / Title
ベタレイン生産植物が蓄積する色素の分析
利用した実施機関 / Support Institute
北陸先端科学技術大学院大学 / JAIST
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)次世代バイオマテリアル/Next-generation biomaterials(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
質量分析/Mass spectrometry
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
今村 智弘
所属名 / Affiliation
石川県公立大学法人石川県立大学生産科学科植物生産系
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
大木進野
利用形態 / Support Type
(主 / Main)技術代行/Technology Substitution(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
JI-007:液体クロマトグラフ質量分析計
JI-004:フーリエ変換イオンサイクロトロン共鳴質量分析計
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
ナデシコ目植物が生産するベタレン色素を分析し、それぞれの植物種が生産する特有のベタレイン色素を明らかにする。
実験 / Experimental
ベタレイン生産植物であるブーゲンビリア、ホウレンソウ、ケイトウ、ビート、アマランサスから抽出した色素について、質量分析計を用いてサンプル含まれるベタレイン色素の分子量とフラグメントパターンを測定した。得られた結果から、それぞれの植物に含まれるベタレイン色素分子種の特定した。
結果と考察 / Results and Discussion
それぞれの植物体が特徴的に蓄積しているベタレイン色素について、HPLCを用いて精製・回収した。その結果、ブーゲンビリアでは4種類、ホウレンソウでは2種類、ケイトウ、ビート、アマランサスでは1種類、ベタレン色素を得ることができた。これら合計9種類のサンプルについて、質量分析計を用いて分析した。その結果、ブーゲンビリアでは、4サンプルのうち3サンプルが不明であったが、1つがメロカクチン(分子量712)であった(図1)。ホウレンソウでは、セロシアニンII(902)、アマランチン(726)であった(図2)。また、ケイトウ、アマランサスは、アマランチン、ビートはベタニン(551)であった。本実験により、それぞれの植物が生産するベタレイン色素を明らかにすることができた。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
図1
図2
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件