【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.06.11】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23CT0225
利用課題名 / Title
トリフルオロエチルフェロセンの合成とCH2基挿入による消火性能への影響
利用した実施機関 / Support Institute
公立千歳科学技術大学 / Chitose IST
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)物質・材料合成プロセス/Molecule & Material Synthesis(副 / Sub)計測・分析/Advanced Characterization
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)その他/Others(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
有機系機能性材料/ Organic functional materials,赤外・可視・紫外分光/ Infrared/visible/ultraviolet spectroscopy,赤外・可視・紫外分光/ Infrared/visible/ultraviolet spectroscopy
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
中村 元希
所属名 / Affiliation
横浜国立大学大学院環境情報学府
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
高い燃焼抑制効果を持つフェロセン系新規化合物の合成と高収率化及びこの化合物の消火性能の評価をテーマとし、研究を行った。現行の消火薬剤よりも軽量で高性能な消火剤の開発を目的とした。先行研究の化合物はFeとCF3のラジカルにより燃焼の継続を阻害する負触媒サイクルにより高い消火性能を有するがFeの結合が強く、放出しにくかった。フェロセン骨格にCF3を置換することで低分子量で結合を弱めた新規物質を合成させた。
実験 / Experimental
FT-IR分析ではピークが重なってしまい観測できなかったCp-Fe結合、C-I結合についてラマン顕微鏡を用いて分析を行った。
結果と考察 / Results and Discussion
ピークスペクトル333cm-1からCp-Fe結合、478cm-1からC-I結合の存在が分かった。この結果から原料であるFec-IからFec-CF3に合成されていることがわかる。今後は、この化合物の消火性能の評価を進め、構造-機能相関を明らかにしていく予定である。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件