【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.06.25】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23SH0034
利用課題名 / Title
表面リン酸処理を行ったPEEKを用いた脊椎ケージの開発
利用した実施機関 / Support Institute
信州大学 / Shinshu Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)物質・材料合成プロセス/Molecule & Material Synthesis(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)次世代バイオマテリアル/Next-generation biomaterials(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
バイオアダプティブ材料/ Bioadaptive materials
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
山下 弘之
所属名 / Affiliation
株式会社サージカル・スパイン
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
西村直之
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub),機器利用/Equipment Utilization
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
SH-004:光電子分光装置
SH-006:飛行時間型二次イオン質量分析装置
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
簡易な製造手法によりPEEK材料に高い骨誘導能を持つ表面処理を行い、脊椎ケージの開発を行っている。すでに薬事に関する対面助言が始まっており、この中での既存製品との同等性に関しての議論を行っている。
実験 / Experimental
リン酸化試薬により表面処理を行ったPEEK材料に関して、XPSにより表面のリン濃度、カルシウム濃度の定量評価を行っ(図1)。また従来臨床で使用されているPEEK材料とリン酸化処理を行ったPEEK材料表面の同等性を評価するためにTOF-SIMSでのフラグメント比較を行った(図2)。
結果と考察 / Results and Discussion
XPSによりPEEK表面に存在するリン濃度およびカルシウム濃度の定量化が可能等なった。またTOF-SIMSにより今回使用しているリン酸化試薬はTOF-SIMSのフラグメントパターンから大きな変化は見られず、PEEK表面の組成に大きな異境を与えないことがわかった。また他の酸素酸を使用した手法と比較してもフラグメントパターンの変化は少ないと確認できた。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
図1 リン酸処理を行ったPEEK表面の化学組成(1部)
図2 TOF-SIMSによる表面ポジティブフラグメントパターン
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件