【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.06.25】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23SH0027
利用課題名 / Title
木質バイオマス資源を用いたカーボンナノチューブ分散液の調製
利用した実施機関 / Support Institute
信州大学 / Shinshu Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)物質・材料合成プロセス/Molecule & Material Synthesis(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)次世代ナノスケールマテリアル/Next-generation nanoscale materials(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
ナノカーボン/ Nano carbon,ナノチューブ/ Nanotube
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
姜 天水
所属名 / Affiliation
長野工業高等専門学校
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type
(主 / Main)共同研究/Joint Research(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
目的及び研究内容:カーボンナノチューブ(CNT)の優れた諸特性を活かし工学的利用をするためには、液中に均一に分散する必要がある。本研究では、分散剤として木質バイオマス資源であるリグニンに着目し、リグニンによるCNTの分散液調製法の確立及びCNTの分散メカニズム解明を目的とする。
実験 / Experimental
水中におけるリグニンを用いた単層CNTの分散実験を行った。H2O 10mlにCNTを1mg、リグニンを1mg~100mg入れ、超音波分散処理1hを行うことで分散液を調製した。分散液調製後、3日間放置し凝集の様子を目視で確認した。またRaman分光分析及びUV-vis-NIR吸光度測定により分散液の構造解析を行った。
結果と考察 / Results and Discussion
CNT1mgに対しリグニン10mg未満のサンプルは、目視でもわかる凝集が見られたため、CNTとリグニンの比率は1:10以上が望ましいことが分かった。次に、様々な条件にて作製されたCNT分散液に対してRaman分光分析及びUV-vis-NIR吸光度測定を行った。その結果、CNT分散液調製におけるCNTとリグニンの最適の比率を見つけることができた。また、本研究では単層CNTを用いたが、光学的特性が優れる二層CNTなどを用いて実験を行うことで、更なる知見・応用可能性を探ることが可能であると考えている。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件