【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.05.21】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23NM5540
利用課題名 / Title
ブロック共重合体のイオン液体中における温度光応答性評価
利用した実施機関 / Support Institute
物質・材料研究機構 / NIMS
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
内部利用(ARIM事業参画者以外)/Internal Use (by non ARIM members)
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)物質・材料合成プロセス/Molecule & Material Synthesis(副 / Sub)計測・分析/Advanced Characterization
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)次世代バイオマテリアル/Next-generation biomaterials(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
膜厚・粒度測定/ Film thickness and particle size measurement, 粒度分布測定(動的光散乱)/ Particle size distribution measurement (dynamic light scattering)
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
上木 岳士
所属名 / Affiliation
物質・材料研究機構
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
Aブロックに光温度応答性を有するランダム共重合体、Bブロックは溶媒であるイオン液体に相溶な高分子としたAB型ジブロック共重合体のミセル–ユニマー転移を確認することが目的である。DLSを用いて、光刺激によりイオン液体中で流体力学的半径が可逆に変化するかを観測することとした。
実験 / Experimental
AB型ジブロック共重合体をイオン液体に混合し、ミセルが形成されているであろう温度(室温)での流体力学的半径の評価を試みた。
結果と考察 / Results and Discussion
相関時間の長時間側で自己相関関数が<1となり、流体力学的半径を正確に導くことができなかった。装置担当の服部様から装置メーカーに問い合わせていただいたところ、溶媒であるイオン液体の粘度の高さが要因であるとのことだった。具体的には粘度が390 mPa sと水の1 mPa sと比較して非常に高い。Einstein-Stokesの式から見積もると30nmの粒子(過去の文献から想定されるミセルサイズ)が仮に390mPa sの溶媒中に存在する場合、観測されるブラウン運動は、水系に換算すると約13µm相当と装置限界を超えていることが判明した。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件