【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.06.29】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23OS1021
利用課題名 / Title
ワクチン開発におけるLNP最適化の検討
利用した実施機関 / Support Institute
大阪大学 / Osaka Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
内部利用(ARIM事業参画者以外)/Internal Use (by non ARIM members)
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)次世代バイオマテリアル/Next-generation biomaterials(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
ナノ粒子,DDSマテリアル/ DDS material,赤外・可視・紫外分光/ Infrared/visible/ultraviolet spectroscopy
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
林 宏樹
所属名 / Affiliation
大阪大学医学系研究科健康発達医学寄附講座
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
大寺量子,柳田結花
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
佐久間
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub),技術相談/Technical Consultation
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
ワクチン開発においてDrug Delivery System(DDS)は薬効に大きく関与する重要な因子である。本検討においてはLipid Nanoparticle(LNP)に着目して、各種核酸ワクチンやペプチドワクチンにおける最適なLNPの開発を目指す。培養細胞や小動物を用いてLNPの自然免疫活性化や液性免疫の誘導能について検討するため、LNPの品質管理や特性の把握を行う。
実験 / Experimental
ナノ粒子解析装置(ゼータサイザー)を用いて作製したLNPの粒径やゼータ電位などを測定し、作製したLNPを用いてを行った。粒径・ゼータ電位の測定にあたり使用するバッファー(DDW、HEPESなど)や希釈倍率などの測定条件の初期検討を行った。
結果と考察 / Results and Discussion
LNPの粒径・ゼータ電位を測定する際に用いるバッファーの条件について、DDW、HEPES(ph7.4)を比較検討を行った。その結果、どちらのバッファーでも粒子系(図1)、ゼータ電位(図2)の測定でき、希釈倍率は1/100で十分測定することが可能であった。今後は生体内の環境に近いHEPES(ph7.4)を用いて、1/100の希釈倍率の条件で作製するLNPの特性について測定を続ける。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
図1
図2
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
本設備を使用するにあたり、オペレーショントレーニング、その他色々とご支援いただきました佐久間先生には深く感謝申し上げます。
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件