【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.04.01】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23NI0810
利用課題名 / Title
Pd錯体の構造解析
利用した実施機関 / Support Institute
名古屋工業大学 / Nagoya Tech.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)物質・材料合成プロセス/Molecule & Material Synthesis(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)マテリアルの高度循環のための技術/Advanced materials recycling technologies(副 / Sub)高度なデバイス機能の発現を可能とするマテリアル/Materials allowing high-level device functions to be performed
キーワード / Keywords
分離・精製技術/ Separation/purification technology,資源循環技術/ Resource circulation technology
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
松本 健司
所属名 / Affiliation
高知大学理工学部化学生命理工学科
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
小澤智宏
利用形態 / Support Type
(主 / Main)技術代行/Technology Substitution(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
新規に合成した含硫黄配位子とPd(II)との錯体の構造を明らかにするため、錯体の単結晶を作成し、単結晶X線結晶構造解析を行なった。
実験 / Experimental
自機関で作成したPd(II)錯体の単結晶を、名古屋工業大学にある単結晶X線回折装置Varimax with DW RAPID(NI-008)を用いて、回折データ測定を行なった。得られたデータを自機関にて解析した。
結果と考察 / Results and Discussion
得られたデータを解析した結果、分析したPd(II)錯体は、二分子の配位子によって二つのPd(II)イオンが架橋された二核型構造であることが明らかとなった(図1)。本Pd(II)錯体は、配位子とPd(II)が1:1の割合で結合した単核型構造も取り得るが、1H NMRスペクトル測定では区別がつかなかったため、今回の測定により、Pd(II)錯体の構造が判明したことは、今後の研究を展開する上で重要な知見となった。
残念ながら、実験に用いた単結晶の質が悪く、構造の精密化までは行えなかったため、類似Pd(II)錯体との結合長や結合角の比較はできなかった。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
図1
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件