【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.06.19】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23OS0023
利用課題名 / Title
多剤輸送体の輸送機構解明
利用した実施機関 / Support Institute
大阪大学 / Osaka Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)マルチマテリアル化技術・次世代高分子マテリアル/Multi-material technologies / Next-generation high-molecular materials(副 / Sub)次世代バイオマテリアル/Next-generation biomaterials
キーワード / Keywords
多剤輸送体、ABC輸送体、膜輸送,電子顕微鏡/ Electronic microscope
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
木村 泰久
所属名 / Affiliation
京都大学 農学研究科
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
舩本裕介,森伊吹
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub),技術補助/Technical Assistance
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
多剤輸送体は様々な構造の脂溶性化合物を認識して細胞から排出する能動的な輸送体である。多剤輸送体は環境中の有害な化合物から生体を保護することが本来の機能であるが、投与薬物の体内動態やがんの多剤耐性に関わる事から、創薬の対象としても重要である。本研究では輸送過程における構造変化を明らかにする目的で研究を行った。
実験 / Experimental
好熱性紅藻由来の多剤輸送体ホモログタンパク質を輸送基質存在下で構造変化させ、クライオ電子顕微鏡による撮像を行った。
結果と考察 / Results and Discussion
輸送基質非存在下および輸送後の形で停止する阻害剤を用いて輸送前後の基準構造を取得した。ついで、輸送基質存在下で構造解析を行い、律速段階の検討を行った。新たに解った輸送反応の律速段階は、従来提唱されてきた輸送機構と大きく異なるものである。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
- 2023年度 分子生物学会 「ヒトMDR1オーソログを用いた多剤輸送体の輸送サイクルの律速段階の解析」舩本裕介、植田和光、木岡紀幸、木村泰久
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件