【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.06.29】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23UT0295
利用課題名 / Title
脂質二重膜リポソームの構造解析
利用した実施機関 / Support Institute
東京大学 / Tokyo Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)次世代バイオマテリアル/Next-generation biomaterials(副 / Sub)マルチマテリアル化技術・次世代高分子マテリアル/Multi-material technologies / Next-generation high-molecular materials
キーワード / Keywords
電子顕微鏡/ Electronic microscope,バイオアダプティブ材料/ Bioadaptive materials,コンポジット材料/ Composite material
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
木幡 愛
所属名 / Affiliation
東京工業大学 生命理工学院
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
大熊 葵,中村 彰吾
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
木村鮎美
利用形態 / Support Type
(主 / Main)技術補助/Technical Assistance(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
生物は複雑な生体機能性分子からなり、有機化学が到達できる究極の姿といえる。当研究室ではこのような生体分子の構造と機能に着目し、有機合成化学を武器としてこれまでに無い機能を有する新物質の開発にチャレンジしている。本研究では、非対称双頭性両親媒性分子と環状オリゴペプチド分子を新たに合成し、それらが水中で形成する集合体の構造や物性を調べた。
実験 / Experimental
クライオ電子顕微鏡を用いて、両親媒性分子およびオリゴペプチドからなる超分子集合体の構造解析を行なった。
結果と考察 / Results and Discussion
非対称双頭性両親媒性分子および環状βアラニンからなる超分子集合体が、それぞれ水中でラメラ構造およびリボン状構造を有することが明らかになった。1種類の両親媒性分子からなるラメラ構造は非常にまれであり、今後さらに種々の分光法や顕微鏡観察による解析を行なう。リボン状構造を形成するβアラニンの配向や、集合体の動的な変化についてはX線回折法を駆使して解き明かす予定である。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
クライオ電子顕微鏡の使用にあたり、木村鮎美様には多大なご助言、ご協力を賜りました。厚く御礼申し上げます。
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件