利用報告書 / User's Reports


【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.03.15】

課題データ / Project Data

課題番号 / Project Issue Number

23KT0026

利用課題名 / Title

動的溶液環境によるタンパク質の自己凝縮機構の解明

利用した実施機関 / Support Institute

京都大学 / Kyoto Univ.

機関外・機関内の利用 / External or Internal Use

内部利用(ARIM事業参画者以外)/Internal Use (by non ARIM members)

技術領域 / Technology Area

【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-

【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)次世代バイオマテリアル/Next-generation biomaterials(副 / Sub)-

キーワード / Keywords

タンパク質、アミロイド線維、液滴,電子顕微鏡/ Electronic microscope


利用者と利用形態 / User and Support Type

利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)

菅瀬 謙治

所属名 / Affiliation

京都大学大学院 農学研究科

共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes

清村 勤

利用形態 / Support Type

(主 / Main)技術代行/Technology Substitution(副 / Sub)-


利用した主な設備 / Equipment Used in This Project

KT-402:球面収差補正透過電子顕微鏡


報告書データ / Report

概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)

タンパク質は流れや電場など物理的な摂動、およびATPなどの物質的な濃度変動によって非膜オルガネラやアミロイド線維といった自己凝縮体を形成する。当研究グループでは主にNMRを用いてこの自己凝縮体が形成する機構の解明に取り組んでいる。本課題では、研究の過程で形成した自己凝縮体の形態を計測した。

実験 / Experimental

パーキンソン病に関わるタンパク質であるαシヌクレインを様々な条件(撹拌、剪断流、PEGなど)で凝集させ、その凝集の形態を電子顕微鏡により観察した。

結果と考察 / Results and Discussion

ほぼ全ての条件で期待したαシヌクレインのアミロイド線維が観察できた。他とは変わっていたのは、PEGにより非膜オルガネラを形成させた状態から剪断流によって凝集させた試料では、通常よりも短くかつ太いアミロイド線維が観察できた。PEGは粘性が高いため剪断流による力が試料にかかりやすくなり、長い線維が折れやすくなったと考えられる。太くなったことは現在、考察中である。

図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)


成果発表・成果利用 / Publication and Patents

論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents

特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件

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