【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.03.19】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23KT0017
利用課題名 / Title
ナノダイヤモンドの構造解析
利用した実施機関 / Support Institute
京都大学 / Kyoto Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)量子・電子制御により革新的な機能を発現するマテリアル/Materials using quantum and electronic control to perform innovative functions(副 / Sub)高度なデバイス機能の発現を可能とするマテリアル/Materials allowing high-level device functions to be performed
キーワード / Keywords
量子効果デバイス/ Quantum effect device,光デバイス/ Optical Device,量子コンピューター/ Quantum computer
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
高島 秀聡
所属名 / Affiliation
公立千歳科学技術大学 電子光工学科
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
清村勤
利用形態 / Support Type
(主 / Main)技術代行/Technology Substitution(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
近年、量子情報技術への応用に向け、発光線幅が狭く単色性に優れる光子を発生する不純物欠陥内包ナノダイヤモンドが注目されている。現在、この開発を目指し、化学気相成長(CVD)法を用いたナノダイヤモンドの合成に取り組んでいるが、合成された粒子の構造は明らかになっていなかった。本研究では、透過電子顕微鏡を用いて、合成した粒子の構造を明らかにする。
実験 / Experimental
基板上に分散させイオンを注入したナノダイヤモンドを1000度以上に加熱し真空中でアニール処理を行った。その後、純水中で超音波洗浄を行うことでナノダイヤモンドを基板から脱離、ナノダイヤモンド水溶液を作製した。その後、作製したナノダイヤモンド水溶液を球面収差補正透過電子顕微鏡で観察した。
結果と考察 / Results and Discussion
アニール温度が高い場合ダイヤモンドとは異なる構造が観察された。一方、アニール温度が低い場合ダイヤモンドとは異なる構造に加え、ダイヤモンド構造を示す周期構造が観察された。この結果、アニール温度が高い場合ナノダイヤモンドが消滅していることがわかった。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
図1 ナノダイヤモンドのTEM像
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件