【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.06.17】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23NU0074
利用課題名 / Title
TEMによる特殊鋼の観察
利用した実施機関 / Support Institute
名古屋大学 / Nagoya Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)高度なデバイス機能の発現を可能とするマテリアル/Materials allowing high-level device functions to be performed(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
鉄鋼材料、透過型電子顕微鏡,電子顕微鏡/ Electronic microscope,高品質プロセス材料/技術/ High quality process materials/technique
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
永田 渉
所属名 / Affiliation
大同特殊鋼(株)
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
なし
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
荒井 重勇 特任准教授,中尾知代,依田香保留
利用形態 / Support Type
(主 / Main)技術代行/Technology Substitution(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
特殊鋼の特性向上法検討を目的として、特殊鋼中の析出物をTEMで観察した。
実験 / Experimental
【利用した主な装置】
高分解能透過型電子顕微鏡 JEM-2100F HK
【実験方法】
特殊鋼について樹脂埋めと研磨を行い、カーボン膜にて抽出レプリカ膜を作製した。その後、TEMをもちいて抽出レプリカ膜を観察した。観察は2024/2/28に半日程度実施した。
結果と考察 / Results and Discussion
Fig.1に今回観察した特殊鋼の低倍(12000倍)での実空間像を示す。今回の観察により弊社での抽出レプリカ膜作製が成功していること、本試料作製方法にて析出物と推定されるもの(Fig.1中の赤色矢印など)が確認できることが分かった。微細炭化物が確認できる可能性も予想していたが、試料作製方法に起因すると思われる微細な皺(Fig.1の桃色矢印)が多く、微細炭化物の観察は困難であった。詳細は解析中であるが、今後は抽出レプリカ膜の作製方法見直しや別の試料作製方法検討が必要になると考えている。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
Fig. 1 抽出レプリカ膜による特殊鋼の実空間像(TEM像)
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
なし
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件