【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.06.05】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23JI0022
利用課題名 / Title
マイクロプラスチック試料における分析手法の開発とその評価
利用した実施機関 / Support Institute
北陸先端科学技術大学院大学 / JAIST
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)マルチマテリアル化技術・次世代高分子マテリアル/Multi-material technologies / Next-generation high-molecular materials(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
核磁気共鳴装置/ Nuclear magnetic resonance
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
勝見 尚也
所属名 / Affiliation
石川県公立大学法人石川県立大学環境科学科
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
闞 凱
利用形態 / Support Type
(主 / Main)技術代行/Technology Substitution(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
マイクロプラスチック(5mm以下のプラスチック)による海洋汚染は新たに生じた環境問題として注視されており、それらの発生源の解明や劣化指標の開発などが求められている。本研究では13C NMRを用いた劣化指標の開発やマーカー分子の探索を目的に、まずは試薬として販売されているポリマーのスペクトルを幅広く測定した。
実験 / Experimental
海洋マイクロプラスチックとして幅広く検出されているポリエチレンやポリプロピレンなどの汎用プラスチックを分析対象とし、それらの標品をシグマアルドリッチから購入した。加えて、石川県の海岸線で採取したマイクロプラスチックも併せて分析試料とした。分析試料を凍結粉砕後、北陸先端科学技術大学院大学に設置されている核磁気共鳴スペクトル測定装置(500MHz)を用いて固体13C CPTOSS NMRスペクトルを得た。
結果と考察 / Results and Discussion
本課題により、幅広い種類の汎用プラスチックの固体13C NMRスペクトルを入手することができた。また、石川県で採取したマイクロプラスチックのポリマーは主にポリエチレンから構成されていた。ポリエチレン以外にも複数の添加剤も検出されており、それらの詳細は現在分析中である。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
実験に協力頂いた闞凱氏に感謝する。
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件