利用報告書 / User's Reports


【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.05.22】

課題データ / Project Data

課題番号 / Project Issue Number

23NM0185

利用課題名 / Title

有機無機透明コンポジット材料の創製

利用した実施機関 / Support Institute

物質・材料研究機構 / NIMS

機関外・機関内の利用 / External or Internal Use

外部利用/External Use

技術領域 / Technology Area

【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)物質・材料合成プロセス/Molecule & Material Synthesis(副 / Sub)-

【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)高度なデバイス機能の発現を可能とするマテリアル/Materials allowing high-level device functions to be performed(副 / Sub)次世代ナノスケールマテリアル/Next-generation nanoscale materials

キーワード / Keywords

ナノ粒子 コンポジット


利用者と利用形態 / User and Support Type

利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)

榑林 哲也

所属名 / Affiliation

株式会社Nano Chemix

共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes

服部晋也

利用形態 / Support Type

(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-


利用した主な設備 / Equipment Used in This Project

NM-009:分光光度計
NM-014:動的光散乱光度計


報告書データ / Report

概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)

ナノ粒子を有機マトリクス中に分散させたナノコンポジット材料は、基礎物性の向 上や導電性、磁性などの特殊物性を付与できるため、有望な材料である。当社では、 透明性と屈折率の向上を目指し、単分散可能な酸化チタンナノ粒子を合成し、これ を分散させた材料の開発を行っている。本課題では、このコンポジット材料の物性 評価を行った。 

実験 / Experimental

様々な条件で酸化チタンナノ粒子を合成し、そのトルエン分散液を調整した。この分散液の透過率を分光光度計で、粒子のサイズをDLSで測定した。

結果と考察 / Results and Discussion

本研究では、疎水性溶媒中での酸化チタンナノ粒子の単分散を目指し、様々な条件でナノ粒子の合成を行い、その分散性を評価した。その結果、粒径5nmの酸化チタンナノ粒子をトルエン中に単分散させた分散液を作製することに成功した。単分散の状態はDLSによって確認され、数基準で5nmをピークとするデータが得られた。さらに、この分散液を分光光度計で測定したところ、8wt%の分散液において可視光域で80%以上の透過率@光路長10mmを達成した。

図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)

本研究は課題番号23NM0184と関連して行われたものです。 


成果発表・成果利用 / Publication and Patents

論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents

特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件

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