【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.07.01】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23TT0020
利用課題名 / Title
磁気熱電効果のひずみ制御に関する研究
利用した実施機関 / Support Institute
豊田工業大学 / Toyota Tech.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)加工・デバイスプロセス/Nanofabrication(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)高度なデバイス機能の発現を可能とするマテリアル/Materials allowing high-level device functions to be performed(副 / Sub)量子・電子制御により革新的な機能を発現するマテリアル/Materials using quantum and electronic control to perform innovative functions
キーワード / Keywords
スピントロニクスデバイス/ Spintronics device,スパッタリング/ Sputtering,スピントロニクス/ Spintronics
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
長澤 蓮
所属名 / Affiliation
国立研究開発法人物質・材料研究機構
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
粟野 博之
利用形態 / Support Type
(主 / Main)共同研究/Joint Research(副 / Sub),技術代行/Technology Substitution
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
本研究は、磁性体における熱電効果の一つである異常エッチングスハウゼン効果による熱電能をひずみにより能動的に制御することを目的とする。
実験 / Experimental
豊田工業大学の多機能薄膜作製装置(TT-002)を用いて、磁歪材料であるTb-Fe-Co薄膜をフレキシブル基板上に成膜し、物質・材料研究機構において磁気熱電効果のひずみ依存性の測定を行った。
結果と考察 / Results and Discussion
一軸性の引っ張りひずみを試料に印加することで異常エッチングスハウゼン効果誘起の温度変化の大きさが減少した。この振る舞いは、ひずみによる飽和磁場の変化、電気抵抗率の変化、基板の熱伝導度の変化だけでは説明がつかず、ひずみ印加が直接磁気熱電能に影響を与えている可能性がある。今後、観測された振る舞いの再現性の確認やS/N比の改善を行う予定である。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
Tb-Fe-Co合金の成膜方法に関する有益な助言をいただいた豊田工業大学の粟野 博之教授、田辺 賢士准教授、Mojtaba Mohammadi博士に深く感謝申し上げます。
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件