【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.05.10】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23KU0013
利用課題名 / Title
水電解用触媒のTEM分析
利用した実施機関 / Support Institute
九州大学 / Kyushu Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)次世代ナノスケールマテリアル/Next-generation nanoscale materials(副 / Sub)革新的なエネルギー変換を可能とするマテリアル/Materials enabling innovative energy conversion
キーワード / Keywords
電極材料/ Electrode material,電子顕微鏡/ Electronic microscope,イオンミリング/ Ion milling,ナノ粒子/ Nanoparticles
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
菅野 義経
所属名 / Affiliation
株式会社東芝
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
吉永 典裕,深沢 大志
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
阿内 三成
利用形態 / Support Type
(主 / Main)技術補助/Technical Assistance(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
KU-006:直交型FIB-SEM
KU-015:コーティング装置群
KU-018:イオンビーム・電子ビーム複合型精密加工分析装置
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
環境省にて進めている地域資源循環を通じた脱炭素化に向けた革新的触媒技術の開発・実証事業において、生成した複合組成のナノ粒子を用いた水電解用の高活性触媒の開発を進めている。本開発において、ナノ粒子の微細な結晶組成の解明が必要であるため、電子顕微鏡を用いた観察および分析を実施した。
実験 / Experimental
水電解反応に用いたナノ粒子粉末触媒およびそれを塗布した膜電極接合体(MEA)を走査透過電子顕微鏡を用いて観察した。
結果と考察 / Results and Discussion
水電解反応に用いたIrとRuの複合酸化物ナノ粒子触媒を塗布した電極と電解質膜の断面サンプルを観察した。
個々のナノ粒子が電解質膜にも存在することが観察された。また、膜中の元素組成としては、IrやRuおよびその酸化物が存在していることが確認できた。
水電解反応中に電解質膜中への拡散が進行した可能性があり、今後、耐久性との関係を明らかにする必要がある。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
膜電極接合体(MEA)の断面SEM、STEM像およびEDSマッピング像
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件