【公開日:2023.07.31】【最終更新日:2023.04.14】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22MS1040
利用課題名 / Title
種々のKI結晶中に生成したAgIナノ結晶の電子顕微鏡観察
利用した実施機関 / Support Institute
自然科学研究機構 分子科学研究所 / IMS
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)物質・材料合成プロセス/Molecule & Material Synthesis(副 / Sub)計測・分析/Advanced Characterization
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)マテリアルの高度循環のための技術/Advanced materials recycling technologies(副 / Sub)高度なデバイス機能の発現を可能とするマテリアル/Materials allowing high-level device functions to be performed
キーワード / Keywords
ナノ結晶,結晶サイズ,サイズ分布
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
河相 武利
所属名 / Affiliation
大阪公立大学理学研究科
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
KI結晶中に生成したAgIナノ結晶の大きさや形状を透過電子顕微鏡で明らかにし、量子サイズ効果との関連性を議論する。
実験 / Experimental
KI:AgI試料をすりつぶした後、金属メッシュ上に載せて、透過電子電子顕微鏡で観測した。KI結晶中に生成しているAgIナノ結晶を確認すると共、複数の箇所で透過電子電子顕微鏡像を撮影し、研究室に持ち帰ってサイズ分布などの評価を行った。
結果と考察 / Results and Discussion
1にKI:AgI結晶の透過電子顕微鏡写真を示す。所々見られる灰色の球形がAgIナノ結晶と考えられる。その粒径を評価し、分布図としてグラフにしたのが、図2である。AgIナノ結晶は、半径5nmをピークに分布しているが、10nmを越える大きなサイズの結晶も存在していることが分かった。この結果と研究室で測定した吸収スペクトルから確認できた励起子遷移のブルーシフトとの関連性を現在考察中である。今後は、熱処理を施してサイズ分布の異なるAgIナノ結晶を作製し、透過電子顕微鏡観察によってナノ結晶サイズを評価すると共に、光学特性との関連性を調べていく予定である。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
図1.KI:AgIの透過電子 顕微鏡写真
図2.AgIナノ結晶のサイズ分布
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
・透過電子顕微鏡観測のサポートに対して伊木志成子氏(ARIM担当者)に感謝します。
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件