利用報告書 / User's Reports


【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.06.29】

課題データ / Project Data

課題番号 / Project Issue Number

23UT0270

利用課題名 / Title

自己集合タンパク質の構造解析

利用した実施機関 / Support Institute

東京大学 / Tokyo Univ.

機関外・機関内の利用 / External or Internal Use

外部利用/External Use

技術領域 / Technology Area

【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-

【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)次世代バイオマテリアル/Next-generation biomaterials(副 / Sub)次世代ナノスケールマテリアル/Next-generation nanoscale materials

キーワード / Keywords

ドラッグデリバリー、生体由来素材、バイオナノ構造体、バイオナノマテリアル,電子顕微鏡/ Electronic microscope


利用者と利用形態 / User and Support Type

利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)

寺坂 尚紘

所属名 / Affiliation

東京工業大学 地球生命研究所

共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes

田島研也

ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes

寺西亮佑

利用形態 / Support Type

(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-


利用した主な設備 / Equipment Used in This Project

UT-011:有機材料ハイコントラスト透過型電子顕微鏡


報告書データ / Report

概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)

本研究の目的は、非ウイルス性自己集合タンパク質を用いてバイオナノ構造体を構築し、それをドラッグデリバリー技術などに展開する。透過型電子顕微鏡によって、構築したバイオナノ構造体の形態を観察した。

実験 / Experimental

透過型電子顕微鏡(JEM-1400)を用いて、ネガティブ染色した自己集合タンパク質試料の構造を観察した。自己集合タンパク質に内包させる分子の種類を検討し、その構造様式が変化するか確認した。

結果と考察 / Results and Discussion

透過型電子顕微鏡による観察の結果、内包する分子の分子量・電荷によって自己集合タンパク質の構造が制御可能であることを見出した。条件を検討し、直径が数十nmの球状構造やロッド構造を創出することに成功した。本結果はバイオナノマテリアルの微細構造を制御する技術開発につながる可能性がある。

図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)


成果発表・成果利用 / Publication and Patents

論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
  1. 田島研也、寺坂尚紘、”内包分子を鋳型としたウイルス模倣粒子の構築 ”第61回日本生物物理学会年会(愛知)、 2023年11月14日
  2. 田島研也、寺坂尚紘、”内包核酸を鋳型とした人工ウイルス様粒子の再構成 ”「細胞を創る」研究会16.0(東京)、 2023年9月25日
  3. Naohiro Terasaka, "Directed evolution of nonviral ribonucleoproteins to virus-like particles", Joint CO world & 12th ELSI Symposium (Tokyo) 2024年1月11日
  4. Kenya Tajima, Yusuke Sakai, Naohiro Terasaka, "In vitro assembly of protein capsule and cargo molecules into a virus-like particle", Joint CO world & 12th ELSI Symposium (Tokyo) 2024年1月12日
特許 / Patents

特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件

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