【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.05.18】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23UT0094
利用課題名 / Title
生体適合性ポリマー修飾金コロイドのTEM観察
利用した実施機関 / Support Institute
東京大学 / Tokyo Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
内部利用(ARIM事業参画者以外)/Internal Use (by non ARIM members)
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)次世代バイオマテリアル/Next-generation biomaterials(副 / Sub)次世代ナノスケールマテリアル/Next-generation nanoscale materials
キーワード / Keywords
電子顕微鏡/ Electronic microscope,バイオアダプティブ材料/ Bioadaptive materials,DDSマテリアル/ DDS material,ナノ粒子/ Nanoparticles
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
藤浦 健斗
所属名 / Affiliation
東京大学 大学院工学系研究科
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
馬渡 健裕
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
寺西亮佑
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub),技術補助/Technical Assistance
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
PEG(ポリエチレングリコール)またはPMOVE(ポリメトキシエチルビニルエーテル)で被覆された150 nmの金コロイドを用いて、各ポリマーの分子量の変化に伴う層の厚みの変化をTEMで測定した。同じ重合度である場合、PEGの方が厚かった。一方で、分子量による影響は観測されなかった。
実験 / Experimental
試料としてPEG(ポリエチレングリコール)被覆金コロイド、PMOVE(ポリメトキシエチルビニルエーテル)被覆金コロイドを用いた。グリッドをプラズマ処理した後、各種金コロイドの分散液をグリッドに添加し、酢酸ウラニルで染色して乾燥させた。その後、有機材料ハイコントラスト電子顕微鏡(JEM-1400)で観察した。
結果と考察 / Results and Discussion
ポリマ―層の厚みを観測するために、各金コロイドは低濃度で調製した。 TEM測定の結果、PEGまたはPMOVEで被覆された金コロイドはいずれもポリマー層を形成していることが確認された。ImageJでポリマー層を計算したところ、同じ重合度ではPEGの方が厚いことが明らかになった。しかし、ポリマーの分子量の違いに伴う層の厚みの変化は確認されなかった。これは、層の厚みの変化が微小であり、TEMでは観測できなかったためだと考えられる。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件