【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.06.22】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23NU0244
利用課題名 / Title
無機ナノ材料の合成と評価
利用した実施機関 / Support Institute
名古屋大学 / Nagoya Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
内部利用(ARIM事業参画者以外)/Internal Use (by non ARIM members)
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)マルチマテリアル化技術・次世代高分子マテリアル/Multi-material technologies / Next-generation high-molecular materials(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
メソポーラスカーボン,電子分光/ Electron spectroscopy
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
濱田 崇
所属名 / Affiliation
名古屋大学大学院工学研究科
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
坂下 満男
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
窒素や硫黄などのヘテロ元素を含有するメソポーラスカーボン中の元素の状態を調べるために、X線光電子分光法による解析を行う。
実験 / Experimental
ソフトテンプレート法を用いて、水とエタノールの混合溶媒中で、ドーパミン類縁体の重合を行った。重合後、遠心分離により茶褐色の固体を得た。窒素雰囲気下で、得られた茶褐色の固体を900度で炭化させることで、メソ孔を有するメソポーラスカーボンを合成した。
結果と考察 / Results and Discussion
メソポーラスカーボン中の窒素ないし硫黄の元素状態をX線光電子分光法により解析を行った。カーボン中の窒素のピークを波形分離することによりピリジン型やピロリジン型の状態を形成していることが明らかになった。一方、硫黄においても同様に、芳香環に硫黄が導入されていること、また、硫黄の一部が酸化されていることが明らかになった。メソポーラスカーボン中の元素状態と触媒活性についての知見が得られた。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
- Takashi Hamada et al, Chemical Communication, submitted.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件