【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.05.22】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23NM0074
利用課題名 / Title
神経幹細胞株(MEB5)由来の糖タンパク質の網羅的かつ定量的プロテオーム解析
利用した実施機関 / Support Institute
物質・材料研究機構 / NIMS
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)物質・材料合成プロセス/Molecule & Material Synthesis(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)次世代バイオマテリアル/Next-generation biomaterials(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
神経幹細胞株(MEB5), プロテオーム,質量分析/ Mass spectrometry
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
鈴木 佑典
所属名 / Affiliation
日本大学 理工学部物質応用化学科
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
齋藤 郁弥
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
服部 晋也,竹村 太郎
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
先行研究において,様々な細胞を低温条件下で培養した場合,複数の糖タンパク質の発現変化が観察されることを明らかにしているが,それらの定量的な変化や詳細な構造変化に関して情報が得られていない.本研究では,再現性の確認,網羅的定量解析,および発現変化する糖タンパク質間の関連性や細胞間の違いについて明らかにすることを目的としている.
実験 / Experimental
各温度条件にて培養した神経幹細胞株から総タンパク質を抽出後,糖タンパク質を精製し、還元・アルキル化,およびトリプシン消化後の試料を作製した.脱塩後の試料をLC-Orbitrap/MS解析を行った.
結果と考察 / Results and Discussion
SDS-PAGE上で発現に差が観察されている糖タンパク質に着目して解析を進めた結果、低温度ストレス下で培養した細胞種間で共通して発現変化している糖タンパク質と,細胞種特異的に変化が観察される糖タンパク質をそれぞれ同定することができた.また,同定されたペプチド断片のカバー率を解析し,糖鎖の結合位置について大まかに範囲を限定することができた.
そして,スプレーの状態が不安定で,培養温度の異なる神経幹細胞株からのLC-Orbitrap/MSの解析データでは,MSスペクトルを得られていないことがわかった.
その理由として,スプレイヤーチップの取り付けが不十分だったと考えられる.
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件