利用報告書 / User's Reports


【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.03.19】

課題データ / Project Data

課題番号 / Project Issue Number

23UT1177

利用課題名 / Title

ナノワイヤ用電極の作製

利用した実施機関 / Support Institute

東京大学 / Tokyo Univ.

機関外・機関内の利用 / External or Internal Use

内部利用(ARIM事業参画者以外)/Internal Use (by non ARIM members)

技術領域 / Technology Area

【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)加工・デバイスプロセス/Nanofabrication(副 / Sub)計測・分析/Advanced Characterization

【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)高度なデバイス機能の発現を可能とするマテリアル/Materials allowing high-level device functions to be performed(副 / Sub)次世代ナノスケールマテリアル/Next-generation nanoscale materials

キーワード / Keywords

エレクトロデバイス/ Electronic device,電子顕微鏡/ Electronic microscope,リソグラフィ/ Lithography,電子線リソグラフィ/ EB lithography,ナノワイヤー・ナノファイバー/ Nanowire/nanofiber


利用者と利用形態 / User and Support Type

利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)

成田 雄紀

所属名 / Affiliation

東京大学工学系研究科マテリアル工学専攻

共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type

(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub),技術補助/Technical Assistance


利用した主な設備 / Equipment Used in This Project

UT-503:超高速大面積電子線描画装置
UT-855:高精細電子顕微鏡


報告書データ / Report

概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)

WO3ナノワイヤをセンサ材料とするガスセンサ作製を目的とする.

実験 / Experimental

上記の研究目的のため,基板上に分散されたナノワイヤに対しUT-503を用いてリソグラフィーを行い,のちに金属蒸着を行うことで,ナノワイヤの両端の位置に電極を作製した.チャネル長は2.5μmとした.25 mm×25 mm基板に対して行った.超高速大面積電子線描画装置(UT-503)でのリソグラフィー前には,必ずレジスト塗布を行っており,使用するレジスト種類によって露光量を変化させた.ZEP520A-7を使用した場合は露光量105μC/cm2,  OEBR-CAP112を使用した場合は露光量6.8μC/cm2とした.また,高精細電子顕微鏡(UT-855)では,使用するナノワイヤの形状の確認を行った.

結果と考察 / Results and Discussion

超高速大面積電子線描画装置(UT-503)でリソグラフィーを行ったデバイスでは,ナノワイヤ両端に露光を行い,のちに現像でレジスト除去を行うことに成功した.また,金属を蒸着させた結果,ナノワイヤ両端に電極を堆積させることに成功した.(図1参照)特に問題はなかった.高精細電子顕微鏡(UT-855)では,ナノワイヤ表面状態をはっきりと観察することができた.

図・表・数式 / Figures, Tables and Equations


図1. ナノワイヤデバイス


その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)


成果発表・成果利用 / Publication and Patents

論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
  1. 成田雄紀,田中貴久,内田建,「低電圧下において低消費電力駆動が可能な低抵抗(NH4)xWO3ナノワイヤアセトンセンサ」,第84回応用物理学会秋季学術講演会,熊本,9.2 ナノ粒子・ナノワイヤ・ナノシート, 19a-A309-4, 2023年9月19日
特許 / Patents

特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件

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