【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.06.21】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23AT5037
利用課題名 / Title
グラフェンの過渡吸収
利用した実施機関 / Support Institute
産業技術総合研究所 / AIST
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
外部利用/External Use
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)高度なデバイス機能の発現を可能とするマテリアル/Materials allowing high-level device functions to be performed(副 / Sub)マテリアルの高度循環のための技術/Advanced materials recycling technologies
キーワード / Keywords
高周波デバイス/ High frequency device,フォトニクスデバイス/ Nanophotonics device,光デバイス/ Optical Device,赤外・可視・紫外分光/ Infrared/visible/ultraviolet spectroscopy
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
古部 昭広
所属名 / Affiliation
徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
日下 智貴
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
松崎弘幸
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
基板上のグラフェンの過渡吸収を測定し、信号強度、時間応答、励起光強度に対する非線形性を詳細に明らかにする。サンプルの大きさは5mm角程度でガラス基板に固定して測定した。サンプル数は5個程度であった。時間レンジ:励起直前~数ps(10fs間隔)で測定した。
実験 / Experimental
増幅チタンサファイアレーザー光源の基本波を励起光(波長800 nm)、光パラメトリック増幅器で得た波長変換光をプローブ光(波長850 nm)とし、透過配置の過渡吸収光学系で実験を行った。励起とプローブの偏光関係は直交であった。0.5mW~10mWの励起光強度範囲で、測定した。
結果と考察 / Results and Discussion
正の過渡吸収および負のブリーチング信号が1ps以内に続けて観測され、1ps以降の信号値はほとんどゼロであった。励起光強度に依存して、約0.1~10%の範囲内の過渡信号が非常に高い精度で得られた。過渡信号の特徴は、基板上グラフェンの特性に依存していた。観測された高速応答と励起光強度依存性の結果は、今回の試料およびその関連物質が、光・光スイッチングとしての利用に期待できることを意味する。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件