利用報告書 / User's Reports


【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.06.08】

課題データ / Project Data

課題番号 / Project Issue Number

23WS0166

利用課題名 / Title

イオン液体を用いた電析Si薄膜の作製

利用した実施機関 / Support Institute

早稲田大学 / Waseda Univ.

機関外・機関内の利用 / External or Internal Use

内部利用(ARIM事業参画者)/Internal Use (by ARIM members)

技術領域 / Technology Area

【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)加工・デバイスプロセス/Nanofabrication(副 / Sub)-

【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)革新的なエネルギー変換を可能とするマテリアル/Materials enabling innovative energy conversion(副 / Sub)-

キーワード / Keywords

太陽電池/ Solar cell,PVD,環境発電/ Energy Harvesting


利用者と利用形態 / User and Support Type

利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)

本間 敬之

所属名 / Affiliation

早稲田大学 先進理工学部 応用化学科

共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type

(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-


利用した主な設備 / Equipment Used in This Project

WS-002:電子ビーム蒸着装置
WS-012:電界放出型 走査電子顕微鏡


報告書データ / Report

概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)

近年,大規模かつ低環境負荷な発電法が求められており,省資源で作製可能な薄膜Si太陽電池が次世代型の再生可能エネルギーデバイスとして注目されている.Si薄膜の製造法として,エネルギーコストの低い電解析出法に着目し,太陽電池への応用に向け,Si薄膜を電析による作成することを試みている.

実験 / Experimental

Si電析の際は電子ビーム蒸着装置を用いてSiウェハ上にCr及びAuを蒸着させたものを作用極として使用した.電析により作製したSi薄膜は,電界放出型走査電子顕微鏡を用いて表面形態や膜厚観察を行った.また,外部機関ではX線光電子分光法を用いた組成分析も実施した.

結果と考察 / Results and Discussion

電析電位を検討することにより,Si含有率の向上が確認された.また,パルス電析時のサイクル数を調整することにより,図1に示す様に比較的貴電位でも膜厚が確保できることが示唆された.貴電位では成膜速度が減少することが想定されるが,サイクル数の増加による総電気量の増加と,イオン液体の混入量減少により,比較的高純度の電析Si薄膜作製が可能になったと考えられる.

図・表・数式 / Figures, Tables and Equations


図1


その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)


成果発表・成果利用 / Publication and Patents

論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents

特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件

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