【公開日:2024.07.25】【最終更新日:2024.07.03】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
23WS0163
利用課題名 / Title
in situ 表⾯増強ラマン計測⽤プラズモンセンサの開発
利用した実施機関 / Support Institute
早稲田大学 / Waseda Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
内部利用(ARIM事業参画者)/Internal Use (by ARIM members)
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)高度なデバイス機能の発現を可能とするマテリアル/Materials allowing high-level device functions to be performed(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
表⾯・界⾯,MEMS/NEMSデバイス/ MEMS/NEMS device,センサ/ Sensor,赤外・可視・紫外分光/ Infrared/visible/ultraviolet spectroscopy
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
本間 敬之
所属名 / Affiliation
早稲田大学 先進理工学部 応用化学科
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
利用形態 / Support Type
(主 / Main)機器利用/Equipment Utilization(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
ニッケルの電解析出において浴中に存在するアニオン種がどのような影響を持つかはいまだに不明確な点が多い.そこで表⾯増強ラマン分光法により,電解析出中の塩化物イオン,硫酸イオン,スルファミン酸イオンの挙動を解析した.
実験 / Experimental
ニッケル電解析出中の電極表⾯のアニオン種の挙動をプラズモンセンサを⽤いた表⾯増強ラマン分光法により解析した.
結果と考察 / Results and Discussion
塩化ニッケル溶液,硫酸ニッケル溶液,スルファミン酸ニッケル溶液のいずれを⽤いた場合も,析出を通しそれぞれのアニオン種に由来すると考えられるピークが存在し続け,アニオン種が析出反応中にも電極表⾯近傍に存在することが⽰唆された. (図1)
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
図1 硫酸ニッケル溶液におけるin-situ SERS測定結果
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
プラズモンセンサとは,レンズに⾦属ナノ粒⼦を修飾したもののことで,電極の種類によらず電場の増強を可能にするものである.
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
- 小林秀生, 國本雅宏, 西村仁志, 池嶋康二, 藤村飛雄吾, 吉野数基, 柳沢雅広, 本間敬之, "Ni電解析出における浴中アニオン種挙動のin-situラマン分光法による解析" 表面技術協会第149回講演大会 2024年3月6日
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件