【公開日:2024.09.04】【最終更新日:2024.09.04】
課題データ / Project Data
課題番号 / Project Issue Number
22KT0030
利用課題名 / Title
自己集合性ジペプチドからなるコアセルベートの構造解析
利用した実施機関 / Support Institute
京都大学 / Kyoto Univ.
機関外・機関内の利用 / External or Internal Use
内部利用(ARIM事業参画者以外)/Internal Use (by non ARIM members)
技術領域 / Technology Area
【横断技術領域 / Cross-Technology Area】(主 / Main)計測・分析/Advanced Characterization(副 / Sub)-
【重要技術領域 / Important Technology Area】(主 / Main)その他/Others(副 / Sub)-
キーワード / Keywords
電子顕微鏡/Electron microscopy
利用者と利用形態 / User and Support Type
利用者名(課題申請者)/ User Name (Project Applicant)
窪田 亮
所属名 / Affiliation
京都大学大学院工学研究科
共同利用者氏名 / Names of Collaborators in Other Institutes Than Hub and Spoke Institutes
ARIM実施機関支援担当者 / Names of Collaborators in The Hub and Spoke Institutes
小川 哲也
利用形態 / Support Type
(主 / Main)技術代行/Technology Substitution(副 / Sub)-
利用した主な設備 / Equipment Used in This Project
報告書データ / Report
概要(目的・用途・実施内容)/ Abstract (Aim, Use Applications and Contents)
コアセルベートは有機小分子や人工・生体高分子の相分離によって形成する液体性の膜のない超分子である。本研究では、ジペプチド誘導体からなるコアセルベートの内部自己集合構造の詳細を解明を目的としている。これまでに超解像顕微鏡を用いて内部構造が膜が連結した三次元ネットワークであることが判明していた。そこで透過型電子顕微鏡によってより高い分解能での構造解析を目指した。
実験 / Experimental
緩衝水溶液中にて作成したコアセルベート溶液をTEMグリッド上にて急冷したのち、極低温高分解能透過型電子顕微鏡にて観察を行った。
結果と考察 / Results and Discussion
電子顕微鏡観察から、直径200 nm程度の球状集合体が観測された。内部構造は薄く濃淡があり、ペプチド誘導体が自己集合していることが示唆された。超解像顕微鏡ではµmサイズの集合体のみしか観測されなかったため、コアセルベートの核のような状態が観測されたと考えられる。
図・表・数式 / Figures, Tables and Equations
図. コアセルベートの透過型電子顕微鏡画像
その他・特記事項(参考文献・謝辞等) / Remarks(References and Acknowledgements)
成果発表・成果利用 / Publication and Patents
論文・プロシーディング(DOIのあるもの) / DOI (Publication and Proceedings)
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Ryou Kubota, Visualizing Formation and Dynamics of a Three-Dimensional Sponge-like Network of a Coacervate in Real Time, Journal of the American Chemical Society, 145, 18316-18328(2023).
DOI: https://doi.org/10.1021/jacs.3c03793
口頭発表、ポスター発表および、その他の論文 / Oral Presentations etc.
特許 / Patents
特許出願件数 / Number of Patent Applications:0件
特許登録件数 / Number of Registered Patents:0件